2007年5月7日 赤マルジャンプ全感想
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/ / ;/ / / i| ヽ \ 丶 ヽ、
. \/ / 〃 / / :i| lハ ヽ ヘ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ / // / / |i | !| i ! ! ヽ | 予告どおり、赤マルジャンプの全感想です!
. l / /イ _,斗┼ |! リム..__ j| │ l | 〉 | いつもと少し違う松竹梅の感想を
. |:l /_j{ /! イテ圷 ! /ィテミヽ! | l | / | 楽しんでってくださいね☆
_ __ レ!/´:从 ! l"r'::::i| r'::::: ヾlヽ | l |く ヽ、 \ __________________/
〃⌒) 〈 / ∧ !ハ ヒ辷' ヒヘ-_ンl / !ヽ| ヽ 〉! ノノ
〈( __ソ_/ W i{ .:::::: , `ヽ^ /j/ ! ト、__>'/
ヽニ二´_,イ/ / /:ゝ v┐ ::::: . / j│ ハ \_/ ,ハ
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. //〃 /_/ /l小: f'¨`マ1´ 〃 /厂}:l八 {\ ヽ
( {八/イ/ j / l { ヽ\ヽノ __∠!/{ lf/ ヽ\\ \) }
`ー<>/‐∧ l ヾ./ \\______,|{ ヘ l| \}ノ}- 、jノ
/ / ヽ|>く⌒ヽ >く八 jリ ,∠-‐r┼<))
レァ‐'´_, __l ! lヽ iー/ /ヽ }イ __j__} \
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ん'´/ ⊂⊃ ●´ 'ー(__/^∨´ ̄  ゙̄!l l\`ヽ、
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というわけで、赤マルジャンプ全感想第二弾です。
赤マルは本当に粒選りの読切がそろっているので面白い作品が多いです!
今回の感想は、
- あらすじ
- 一行感想
- 悪かった点
- 良かった点
という構成で書きたいと思います(読切のみ。本誌作品の番外編は普通に感想書きます)。
悪かった点を先に持ってくるのは、
持ち上げてから落とすより、落としてから持ち上げたほうが
読後感いいかなと感じたからです。
ちなみに感想はわりとネタバレ全開で行きます。
では感想をどうぞ↓
【SEASON CALL(シーズン コール)】(天野 洋一)
- あらすじ
冬に閉ざされた世界があった。その世界はもう10年も春の訪れがないのである。
とある村に住む元気な少女・サリは、おとぎ話でしか聞いたことのない"起こし屋"レビンとビズに会う。
「ハル」を起こしに行くという2人に、むりやり同行するサリ。その目的は…?
- 一行感想
オーバータイムよりは遥かに良いです。
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
その1…"冬"自体を悪役にする必要はあったのだろうか?
確かに、春夏秋冬の中からどれかひとつを悪役にしなければならないといったら
冬になるのかもしれないが、だからといって他の季節が善というわけでもないだろうし、
「季節」を題材にしているのだから、わざわざバトルものにするために
『邪悪な冬の精が春の訪れを妨げていた』と冬自体を悪にする必要はない。
それなら『冬の精にいかんともしがたい事情があり、どうしても季節交代が出来なくて困っているのを
起こし屋の二人がなんとかする』という路線のほうがよかったと思う。
冬は作物も育たないし、寒くて何もやる気なくなるけど、冬じゃないと楽しめない行事や
冬こそ旬という商売やスポーツもたくさんあるんだぜ?
冬を悪いものとみなしてはいけない。天野先生は冬が嫌いなのかな?
その2…これは、オーバータイム時代からの天野先生の悪癖とでも言う点ですが、
天野先生は『悪』と『基地外』を混同している(キ○ガイというと色々問題あると思うのでこう表現します。)
悪役の例で言うとフリーザが分かりやすいですね。
フリーザは見てると「コイツはなんて悪い奴なんだ!悟空にはぜひコイツを倒してもらわなきゃいけない!」と
読者が素直に思えるんですよ。
これがいい悪役の例なんです。
おそらく、非道な悪役でありながらもどこか愛嬌というか、「悪としての魅力」を感じられるんですね。
他の例で言うとワンピースなんかにこういう悪役は多いです。
「コイツはむかつくなぁ〜!ルフィになんとかしてもらわないとな〜!」って感じの、いい悪役です。
ところが…。
天野先生の描く悪役は、見てると「うぇっ…」って思うんです。
不快というか、思わず雑誌を閉じてしまいたくなる嫌悪感が生じるんですよ。
こういうのを描けるのもある意味才能かもしれないですけど、
天野先生には少しここらへんを客観的な視点から見直してもらいたい…。
僕の持論なんですが、
漫画にのめり込むにはある程度テンションの高さが必要で、
テンション低いと漫画の世界に入り込めない(共感できない、熱中できない)んですよ。
んで、テンション高くなるためには感情の起伏が必要で、それは喜怒哀楽その他なんでもいいんです。
それとさっきの悪役の話を組み合わせると、
例えばフリーザがクリリンを殺すと、読者は怒り、悲しむわけです。
ここでテンションが上がる。漫画に入り込む。
悟空がスーパーサイヤ人になる。いきなり金髪の戦士になった。
読者は驚き、「これがスーパーサイヤ人か!」と興奮。
で、悟空とフリーザの激戦が始まる。興奮の連続です。読者は漫画に夢中です。
↑例を挙げるとこんな感じ。漫画を読むのにテンションって凄い大事なんです。
しかし!
天野先生の描く基地外を見ると、ぶっちゃけ引くんですよ。
今まで高まってたテンションが一気に下がる。漫画に入り込めなくなる。楽しめなくなる。
これはかなり由々しき事態だと思うんですね。漫画家にとって。
参考までに、今回出てきた悪役の画像を載せておきます。
↑画像クリックで基地外バージョンが別ウィンドウで出ます ※キツイの駄目な人はクリック注意!
僕はこれ見たとき「天野先生またやっちゃった…orz」って思いました。
ここらへんの度合いと感覚を矯正できたら、天野先生は漫画家として20歩くらい前進するはず。
※かなり辛辣に書きましたが、あくまで僕の個人的な感覚ですので
共感できない方は鼻で笑ってください。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
悪い点いっぱい書きましたけど、総評としてはこの『SEASON CALL』はかなりの良作であると言えます。
少なくとも、まったく救いようのなかったオーバータイムに比べたら1000倍くらい良いです。
この人の強みはなんといってもその絵の巧さにあります。
正直、ちょっとなぁ〜…といったレベルの新人さんが多い中、
若手でこれだけの絵を描ける方はそうそう居ないのではないでしょうか。
↑これはとりあえずサリが可愛いから撮っただけですけどw
女の子はかわいいし、男キャラもショタ系からワル系まで描けるので、
画力的にはどこからどう見てもいっさい文句を付けられる点がございません。
あとは脚本と悪役の演出だけですね。
…原作、つければいいのに。
【ソーセージ】(宮本 和也)
- あらすじ
真面目だけど小心者の創(はじめ)。乱暴でふざけてばかりいる不良の星次。
まったく正反対の二人は一卵性双生児である。
ある日、テストを受けたくない星次は創との入れ替えを提案し…。
- 一行感想
全体的によくまとまっています。良作。
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
創は、強いくせになぜパシリをやらされていたんでしょうか?
チキンだからクラスの不良が怖かった…のかな。
でも不良の弟と殴り合いのケンカをしていれば度胸も付いてるはず…。
ここがちょっと疑問点でした。
パシリのくせにケンカしたら普通に勝てるんだ?あれ?みたいな。
あと、高校生(しかも主役)の喫煙シーンは増刊だから許されてるよね。
本誌だったら絶対NGですね。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
絵もなかなか巧いし(創の造形は少しキモイけどw)、双子のどちらにも好感の持てる展開になっているので
作品としてもわりと良作だと思います。
星次が安易に手を出さなかったのも好感度高いです。
ちょっとキャラの表情が堅いかな?
地道に育っていってほしい新人さんですね。
【ガラアクタ】(三代川 将)
- あらすじ
あやしげな発明の途中、魂が発明品に乗り移り、ロボット(?)になってしまった電路。
幼なじみの熱美(あたみ)は、その発明の設計図が亡き父親のものであることを知り、
責任を感じて電路の体を戻す方法を探す。そんな時、父の発明を狙うものが現れて…。
- 一行感想
とにかく女の子が可愛い!
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
読んだ方ならこの感覚が分かると思うんですが、まず思ったのが
「おにぎりって、何??」ってこと。
あれは要は、お父さんの発明は
「娘と仲良くなれるもの」「娘を喜ばせられるもの」だったってことですよね。
別に500ZBとかはぜんぜん関係なくて。
この漫画の見所は、ロボット(?)になった電路が活躍することではなく、
熱美ちゃんがお父さんとの絆や思い出はちゃんとあったんだって知る所なんですよね。
だから、「この黒服どもをやっつける、どんな発明が出てくるんだろう!?」とか考えて読んでると
肩透かしを食らうわけです。
電路の存在があまりにも異常で目立ってしまうので、漫画の芯となる部分が少し分かりづらいのが、
欠点といえば欠点…かな?
でも、中心となって物語を動かしているのは熱美ちゃんですし、主人公もきっと熱美ちゃんです。
よく読みこめばとても秀作であるということが分かってもらえると思います。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
そもそも、上の文章があまり欠点ポイントになってないんですがw
根底に"親子の絆"というとても大事なテーマが流れている作品ですね。
今回の赤マル掲載作品の中で、いちばん優しい漫画です。
あと、とにかく熱美ちゃんがかわいいですよ!とにかく!とにかく!!
なんか、80年代後半の少女漫画みたいな絵柄ですけど、
それが逆に少年漫画として新鮮でした。
この娘、次のトップ絵にしようかなとかちょっと思ったりw
松竹梅的には、『ガラアクタ』が今回の赤マルのMVPです!
【エリヤ】(島袋 光年)
- あらすじ
「16人抜きドリブル」という神業を見せたサッカー界の新星・加藤エリヤ。
しかし、集中力のなさ&飽きっぽさが彼の才能を埋もれさせていく。
幼なじみのもぐたんは、プロからスカウトもきているエリヤをなんとか活躍させてあげたいのだが…。
- 一行感想
ん〜〜…(;^ω^)…。
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
僕は島袋先生自体は
過去に何があろうとも嫌いなほうではないんですが、
絵柄とか作風がまーーーーったく変わらないのはいかがなものかと…。
SJでやってた『リング』の時、絵柄が少し大人びてきたので「大衆向けになるのかな?」と
期待していたら、その後たけし完結編を描いたせいか、また戻ってしまったようですね…。
しかも今回の作品ではあまりギャグにキレがなく、
主人公もたけしなどとは違ってまったく好感の持てないキャラになっていました。
ちょ……っと、これでは、人気は出ないかなぁ…。
あと、ホントに個人的な感覚で申し訳ないんですが、
僕は、モブのコマに自分の過去作品のキャラを描くのはあまり好きじゃないんですよね。
ファンサービスなのかもしれないけど、今回はあまりにも『これみよがし』感が強くて…。
「ほら!たけしとかボンチューとか描いたよ!ファンの人見てる!?出しちゃったよwwwほら、ここ!ほら!」
って言ってるような気がして…。
や、そんなつもりはないんだろうけど!でもそう感じちゃったんだもん。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
エリヤのために、チームが一致団結する場面は島袋先生らしくていいなと思いました。
それ以外はあんまり…。先生、今回は外したな…。
【じゅごんラプソディー】(薙澤 なお)
- あらすじ
カナヅチの泳介は、人知れず行っていた水泳の特訓中に、自分の事を「同族」だと勘違いした人魚のマナと出会う。
記憶を消して別れようとするマナ。しかし、その前に泳介はマナに泳ぎの特訓を願い出る。
いつしか互いに惹かれあっていくふたり。しかし、他の人魚にふたりの関係がバレて…。
- 一行感想
びっくりするほど何も感想が出てこない…(´・ω・`)
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
いっちゃ悪いですけど、とてつもなくインパクトのない漫画でした。
マナは人魚なので、おっぱい丸出しなんですよ。(なぜか常に)髪で隠れている(不自然な)状態。
一昔前なら「時代はおっぱい人魚だぜ!!」なんつって祭りが行われたかもしれないですけど、
今はもう、猫も杓子もおっぱいだらけだからなぁ…。
ぶっちゃけ、おっぱいはTo LOVEるだけでいいよ。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
ラストあたりのキスシーンはキレイでよかったです。
絵も堅いけどいいほうかな。
もうちょっと表情が活き活きするといいですね。
【魔女になった少年】(松本 直也)
- あらすじ
世界に名高き魔女・サポが治める街「サポウォール」。
その街に、失敗にめげずに毎日毎日魔法の修行に励むサポの弟子がいた。
名はエレジ。魔女を目指す"少年"である。
- 一行感想
タロス登場でビックリドッキリするかどうかが面白いか否かの分かれ道ですね。
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
個性的といえば個性的なんですが、画力不足と言われると反論できない絵のレベルですね。
あと、ジェッソ隊長の銃撃をゼロ距離で喰らったエレジがワンピース程度のダメージしかなかったのが
むしろ漫画的にアイタタタ…って感じでした。
アレなら、百発喰らっても死にそうにないなぁ=緊張感が一気に削がれたなぁ。
銃を突きつけられてビビってた敵部隊の部下は一体なんだったんだ。
顔面に発砲して、鼻血すら出ない銃の威力って何だ。
それとも、魔法で防御力上げていたのだろうか。説明の欲しい所である。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
何といっても、この漫画いちばんのGJポイントはサポのしもべである「タロス」の正体でしょう。
なんとなーく、読んでるうちにうすうす正体が掴めてくるのですが、
ナレーション兼○○○であるという仕掛けはなかなか巧いです。
展開を読めた読めないは置いといて、素直に賞賛すべきポイントですね。
あと、どれだけ失敗しようともめげずに修行に励むエレジの姿には好感持てました。
こういうおちこぼれ系主人公って、99%ふてくされるんですよね。修行がイヤになって。
ひたむきな姿ってのはいいものです。
【climb×max!!(クライ・マックス)】(イチノセ コウタ)
- あらすじ
スケベな出歯亀高校生・江ノ倉ハルは、ある日、お気に入りのカナデ先生がロッククライミングの練習をしていることを知る。
カナデ先生とお近づきになるために、ハルは自分もロッククライミングを始めることにした。
めきめきとその才覚を現していくハル。そんな時、カナデ先生が手首に怪我をしてしまい…。
- 一行感想
俺はロッククライミング漫画を待っていた!!
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
すいません、贔屓かもしれないですけど
悪い点ぜんぜん見当たらないです。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
松竹梅が今、いちばん興味のあるスポーツがロッククライミングでして。
こういう漫画を誰か描いてくれないかなーと思っていたんですよ。
ロッククライミングを題材にするとなるとどういう漫画になるんだろうと
考えたりしてたんですが、なるほど、こういう感じになるんですね
(読んでない人にまったく伝わらず、申し訳ないです(´・ω・`))
いや、とにかく面白いです!
絵も巧いし、ストーリーもなかなか。
このテーマで連載は難しいと思いますが、それでもこれは本誌掲載でもいいレベルだと感じました。
将来有望な新人です。要チェックです!
- ちなみに、ロッククライミングとは↓
とのこと。
TVで、ビルを素手で登っては無許可なのでいつも捕まっている男性(通称・スパイダーマン)の
インタビューを見たことがあるんですが、クライマーの方って
信じられない腕をしてるんですよ!!
簡単に言うとムキムキなんですけど、ボディビルダーみたいな作られた筋肉ではなく、
これでもかと言うほどに実践的な筋肉なんですよ!あれは見とれますよ!ウホッ
【アルバイターキンタロウ】(高橋 英樹)
- あらすじ
『バイト先を不幸にして回る怪人・カネクイムシ』。そんな都市伝説があった。
個人経営のコンビニに住むヒロコは、店を脅かすヤクザを追っ払ってくれた縁で
カネクイムシに取り憑かれている怪しい少年キンタロウを雇うことになる。
- 一行感想
不思議な雰囲気の漫画。こういうのけっこう好きです。
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
この漫画に限ったことではないんですが、仁侠をテーマにした作品以外の漫画だと、
ものすごくヤクザが安っぽい存在なんですよ。
僕はそれがものすごく納得いかなくて。
みなさんもう忘れてると思いますが、『HAND'S』に出てきたヤクザのしょぼかったこと!!
取材に行けとまでは言いませんが、もっとこう、威厳のあるヤクザを…
『仁義』を感じさせるような、しびれるヤクザを描いて欲しいですね。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
「金を食わないと生きていけない呪い」というのは面白いです。
その恩恵として、体からいろいろアイテムを出せるが、デメリットとしてその倍の価格が体から消えていくという
設定も悪くないです。
惜しむらくは、「その価格は何を基準にしているのか」とか、
最後の鐘はそんなに高くはねぇだろってことですか。
でもここらへんは漫画ということで多めに見れる程度なのでいいです。
【PINGPONG★CRASH(ピンポンクラッシュ)】(虫井 恭介)
- あらすじ
卓球に命を賭けているふたりの男・ダイヤとレオン。
引越しで遠く離れることになった二人は、高校の大会であいまみえることを誓う。
しかし、卓球一筋だったはずのレオンはいつの間にかチャラ男になっていて…。
- 一行感想
俺はこういうスポーツ読切が読みたかったんだァァァ!!
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
この漫画、ヒロイン要らねぇ。邪魔。
松竹梅がこんなコト言うのは珍しいですよ?
それくらい、この漫画のヒロインは胸糞悪くなったなぁ。
この漫画に限り、ヒロインは要らない。ってか、「恋愛」の要素は不要。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
前にもどこかで書いたんですが、
スポーツ漫画の読みきりって
「精神崩壊者で、スポーツマンシップのカケラもない極悪非道な敵役を
主人公が圧倒的な技術orセンスで叩きのめす」
というテンプレートがいつの間にか出来上がってるところがあるんですよ
(オーバータイムや、『ウサギとカメとストライク』なんかを想像してください)。
僕は常々、「男と男が1対1で正々堂々、死力を尽くしてギリギリの一線で互いの全存在を比べあうような、
例えていうなら丹波文七 対 堤城平みたいな、藤木源之助 対 伊良子清玄みたいな、
全力対全力のスポーツ読切が読みたい」と思っていました。
この漫画は、そんな僕の期待にかなりいい線で応えてくれた作品です。
アツい!そしてこのアツさがいい!!
【はな垂れアグリ】(岩田 ナヲヤ)
- あらすじ
平穏そのものの町・ハロータウンに突如として現れたモンスター!
それは「モンスターウィルス」といい、感染した者は化け物になってしまうという。
ウィルスの研究者ルーシィと、謎の少年アグリの運命は?
- 一行感想
んー…悪くはないと思います。
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
ストーリーにびっくりな点や驚きの点が見当たらなかったのが残念。
悪役の目的や動機がさっぱり分からなかったのもマイナスポイント。
あと、絵は個性的とはいえやっぱり画力不足と思われます。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
んー…特に「これは!!」と感じる点はなかったかな…。
これからもがんばってください、とだけ。
【MAN DEVIL(マン デビル)】(鳥羽 実里)
- あらすじ
リスクプラントと呼ばれる狂暴な植物が蔓延している世界…
保安隊リスクプラント処理班として懸命に働いている男たちがいた。
その中の一人・ノアは、気はいいもののその凶悪な顔つきから人々に恐れられており…。
- 一行感想
もちっと、絵のお勉強を。
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
「個性的だが画力不足」という新人は前述の作品にもいくつかあったのですが、
残念ながらこの方は純粋に絵の修行がかなり足りないかな。
なんかこう、むかーしのガンガンとか、もしくはコロコロ・ボンボンみたいな絵…。
それがこの人の作風だ、と言われればそれまでなのだけど、漫画家を志すなら精進して欲しいところ。
あと、「顔が怖い主人公」という単語から連想するストーリー展開から
1ミリも脱してなかったのが痛いところでしたね(簡単に言うと、テンプレートどおりのお約束展開のみ)。
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
感想書きとしてこんなことではいけないのですが、アグリ同様
なにも出てこない…困った。
どういう方向でもいいから、どーんと突き抜けた作品を描いてくれれば
掘り下げ方もあったのですが…
今後に期待、ということで。
【黒子のバスケ】(藤巻 忠俊)
- あらすじ
名門・照栄中学でレギュラーを張っていた男が弱小バスケ部に入部!!
皆、胸に期待を秘めてその男・黒子テツヤに注目するが、はっきり言ってぜーんぜん使えない男。
なぜこんなのがレギュラーだったのか、疑問に思う面々。しかし、その謎は練習試合で明らかに!
- 一行感想
おおお、面白いじゃないの!ってか、すごい共感が。
- 【イマイチ】(;´Д`)=3ハァ…【ポイント】
フツーの人間が、そこまで存在感を消せるものか??とか思ったり。
意図的に消しているとはいえ、点呼すらされないというのはありえない…
まぁ、これは漫画なので、そういう点につっこんだら負けのような気もしますが。
上記のいちゃもん以外に疑問点はありませんでした。
というか、秀作ですよこの漫画!
- 【GJ】(・∀・)イイ!【ポイント】
松竹梅は小学校の頃、バスケ部(というかクラブ?)に所属していたことがあります
(全員半年間を一期として他のクラブに移動しなければならないので
やってた期間は半年でしたけど)。
自分で言うのも何なんですが、僕はリアルでは存在感ないんですよw
当時からたいしてガタイがいいわけでもなかったし、もちろん運動神経も良くなかった。
だから、バスケの時もマークとかされないわけです。あんなのほっとけ、どうせ活躍できねーって感じで。
僕は僕で、昔っからあまり運動とか好きじゃなく、スポーツをやってる時も冷めまくりだったんですね。
なので、プレイ中もすごく他人事で、超がつくほど客観的にゲームを眺めてたんですよ。
ところが!
岡目八目といいますか、そういうスタンスでいると
冷静に人の流れや動きを観察できるんですよ。
あいつはいつもゴール前でスタンバってるな、あいつが今フリーになったな、あそこチャンスだな、
という具合に。
で、ある時、僕にパスが回ってきて、
「客観的に見て、ここにパス回したらいいんじゃないの?」ってな所にフッ、と投げたらあっさり通って、
簡単に点を取ってくれた。
その次も「あそこがイチバンいいでしょ」って所に何気なくパスを送ったらこれも難なく渡って、また点ゲット。
…そんなこんなしてる内に、いつの間にか『パス要員』として、チーム内で重宝されてましたw
だから、この『黒子のバスケ』を見てる時にその当時のことを思い出しまして。
「もしかしたらあの頃が一番スポーツを楽しめてたかもしれないなぁ」なんて感傷に浸りながら読んでました。
…すいません、ぜんぜん漫画の感想になってませんよね(´Д`)
簡単に言うと、僕はこの漫画すごく好きだってコトです。
最後の最後まで「黒子」役に徹した黒子はすごくかっこいいです!
こう、ひとつの仕事に集中する男!って感じで。僕は大好きです。
以下、おまけや番外編など
【巻頭・トラブルポスター】
- 珍しい塗りですね。
いつもと違って、アニメ塗りをしてますね。
もしかしたら矢吹先生が塗ったのではないのかもしれません。
【番外編・エムゼロ】
- あいうえお作文 お題『エムゼロ』
そうだったんだ、叶先生…(´・ω・`)
【番外編・ボーボボ】
- 天の助はこれくらいの修行量でぜんぜんおkでしょwww
【番外編・もて王】
- ああー!!おもしろいのに!!
おもしろいのに24号で打ち切りって考えるとすごく哀しくて笑えない!!
もー!何で終わるの(つд`)!?
【番外編・メゾン・ド・P2!】
- ( ゚Д゚)!?
こッ これはーーーッ!?
メゾン・ド・ペンギンが今日まで打ち切られずに続いてきたのは、
このコラボ作品の、このコマの為といっても過言ではない!!!
【特別企画・空知英秋タレ流し約3万字インタビュー】
- なにコレwめちゃめちゃ面白いwww
これ、インタビューじゃなくて、担当・大西氏との対話です。
対話ってか…適当にダラダラしゃべってたのをそのまま文章にしただけですよ!
空知先生の
「一生懸命描くのは、リアクションがあるからじゃないですか。キツイですよ、ファンレターがなかったら」
ってセリフはものすごく共感。
このサイトだって、拍手コメントとか掲示板の書き込みとかあるからやっていけてるんですよー(・∀・)
と、いうわけで赤マルジャンプの全感想でした!!
どうでしたか?けっこう長かったかもしれませんね。
何か言いたいコトあったら下のボタン押して教えてくださいな。
今回この辺で。
アリーヴェ デルチ!(さよならだ)
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/ゝ、/ヽ|ヽレ,,゙ヽ、゙''ヽ、,,,,,,_ヽ''ニ='',,-'"、─-,,,,,_  ̄"'ノ
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