ジャンプスクエア 2008年2月号感想
【一言近況】
ボーっと正月を過ごしていたら
いつの間にか冬季のアニメがいくつも始まっててビックリしましたw
今期はなるべく話題作を逃したくないですねぇ。
みなさんは何を見ますか?
では、JSQ2月号の感想と参りましょう!
【紅】
- ちょっと分かったこと
今回の話を読んでようやく分かってきたんですが、
どうやら漫画版はしばらく九鳳院家の話はやらず、オリジナルストーリーで行くみたいですね。
…しかしそうなると、原作読んでない人にとって紫は
「事情がよく分からないけど真九郎の側にいる高貴な幼女」ということになりますねぇ。
各感想サイトを巡っても、紅の感想をほとんど見かけないのは
キャラのストーリーや事情がよく分からないから作品に感情移入できない…って所が
大きいような気がするので、できれば九鳳院家のエピソードをやってもらいたいです。
原作を知ってる僕みたいな人はオリジナルストーリーでも喜ぶと思うんですが。
- 犬塚弥生
今回の話を読めば分かるとおり、彼女は紅香さんの側近なのですが
ちょっと今回違和感を感じるのが「彼女が紅香の側を離れて、護衛以外の仕事に従事する」ことです。
原作を読むと、彼女は姿が見えなくとも常に紅香の側にいて
紅香が呼べば即刻現れる存在なので、紅香から離れて行動するという展開は
珍しいことなのだと思います。
- 騎場大作
漫画内では『騎馬』とありますが、『騎場』が正しいです。
肩書きにもあるように、この眼帯のオッサンは九鳳院家の近衛隊の方です。
紫を学校に送迎する車の運転はだいたいこの人がします。
ちなみに、眼帯の原因は柔沢紅香によるもの。「名誉の負傷」らしいです。
もともと「奥の院」の護衛の任に当たっていた紅香と近衛隊の騎場との間に何があったのか、
それはまだ原作でも語られていません。
- 奥の院
奥の院という言葉と、九鳳院家の「子作り」の情報が出てきたので書いても構わないと思いますが、
同族同士でしか子供を作れないというのは九鳳院の隠された真実です。
紫が「最近になってとつぜん表舞台に出てきた」とありますが、
それも奥の院の制度と深い関わりがあります。
そこに、揉め事処理屋とはいえ一般人に過ぎない真九郎が関与していくことになるのですが、
それは本編で語られるのを待ちましょう。
- 崩月の小鬼
真九郎が崩月流という武術を習っていることは第一話で語られたと思いますが、
この武術を習ったものはトラックに撥ねられたり多少の銃弾を受けたりしても割と平気です。
真九郎的には、パイプ椅子で殴られた程度のダメージしかないはず。
ってか、きちんと崩月流を修めてる者ならばそもそも銃弾喰らったりするような
トロい戦いはしないのですが…真九郎もまだまだ未熟、ということです。
早いトコ、崩月流の<真価>を発揮してもらいたいですねー。
今のペースだと、それが出てくるのは半年〜1年後くらいになりそうですが。
ってか、この文章ぜんぜん感想じゃねーなー(笑)
【ギャグマンガ日和】
- 三銃士
増田先生の歴史ものはすごく好きです。
「ピィッピ〜〜ッ」になぜか大笑いしてしまったw
【まつり】
- 重松くんがとても好感の持てるキャラになってくれたのが嬉しいです。
そうか、授業中指されても教科書読まないのは、持ってなかったからなのか…
じゃあ「まだ教科書ないっす」とかなんとか言えばいーのに!
- 重松「本気で戦ってるところが観たい」
プロレスラーに、真剣勝負を要求するとはッ!
確かに、プロレスラーの真剣勝負が見たいという気持ちは
分からないでもないですが、それをプロレスラーに言うということはつまり、
「アンタいつも筋書きばっかりじゃんwww」ってケンカを売るようなものッ!
もし会話の相手が川辺さんだったら、重松くんは瞬殺ものですよ((((;゚Д゚))))
まぁ、これはいつも手を抜いているまつりに対して言ったセリフだからいいんだとは思いますが。
- ここでちょっとプロレスの話
第1話以来のプロレス話になります。プロレス知らない方はスルー推奨
(僕だってそんな詳しいわけではありませんが)。
プロレスに誤解の無いように述べておきますが、
「筋書きがある、どちらが勝つか打ち合わせしてある」ことと
「試合を真剣にやる(手を抜かない)」ことは決して矛盾しません。
たとえばサーカスやマジックショーを思い浮かべてほしいのですが、
彼らはそれがショーであるからといって決して手は抜かず、真剣にやってますよね?
綱渡りやナイフ投げは言うに及ばず、胴体切断マジックや
箱に剣を刺していくマジックの際に、ぜったいに怪我をしないトリックがあるからといって
緊張感を持たずそれを行うということはぜったいにありません。
サーカスであれマジックショーであれ、彼らは真剣に本気でやっています。
プロレスに筋書きがあろうがなかろうが、プロレスラー達は真剣にやっているのです。
真剣にやらないと、思わぬ事故を引き起こしたりしますので。
さてこれを踏まえると、試合のときに手を抜いているまつりは言語道断と言えるでしょう。
どっちが勝つか決まってるにせよ、プロレスは真剣にやるべきものなのです。
身も蓋もない言い方ですが、「真剣にショーをする」べきなのです。
しかし…ここで困りものなのが、この漫画の中ではプロレスが空手やボクシングと同じ
純粋に実力を競い合う格闘技として扱われていることです。
手を抜くのは許されないことなんですが、じゃあ本気でやるっていうのはどういうことなんだという
「真剣にプロレスをやる」ことの定義を考えた時に、僕と神尾先生の間に認識の齟齬があるんですよ(´・ω・`)
ってか簡単に言うと
神尾先生の「プロレス」に対する認識がまったくなってないのが一番困る。
たとえば、『キン肉マン』はいいんですよ。
あれは超人たちが理由あって戦う漫画であって、別にプロレスをやってるわけではないので。
ただリングの上で戦ってルールをプロレスのものを採用してるだけであって、プロレスをやってるわけではないんです。
だからいいんですけど、『まつりスペシャル』の中で行われてるのはプロレスという名のプロレスでない戦いなので
プロレスがどういうものかを知ってる人が読むとものすごい違和感に襲われるんですよ。
これは、連載前にどうにかしてほしかった…!
きっと、僕みたいな人間がまつりスペシャルを読むことは想定されてないから
こういう齟齬が発生するのだと思われます。
コメディとしてのクオリティは高いと思うので、神尾先生の作劇能力自体は低くないはずなのですが
プロレスの認識だけはなぁ…。
プロレスラーがガチ勝負すると、こうなるんだぞォ。
安易にガチ勝負を求めてはいけないんだよ、重松くん!
【パー熱】
- 今月は前回までと違い、ちょっとしっとりとしたお話でした。
直後の秋本先生の読切とリンクしてて良かったんじゃないかな。
このエッセイを読むたびに、A先生を好きになる自分がいる…。
【読切・時は…】
- もしも、僕がこの時代にタイムスリップしたら
きっとトキワ荘にも行くし、この時代の漫画を漁るように読みふけるんだろうなぁ。
データベースでも何でもいいから、昭和の漫画は次代に残していくべきだと思います。
できれば、紙媒体が望ましいですが。
ところで、この漫画のオチから考えると
この世界には「影山建次」さんは2人いる(いた)っていうことですかね?
少なくとも、1980〜81くらいに生まれた若・影山建次と
52年前にタイムスリップした老・影山建次は
1980年代〜2008年1月4日までは同時に存在していた…ということなのだろうか…。
しかしそれなら、若・影山建次は1月5日の段階で失踪したことになるから
大騒ぎになっておかしくないはずなのに、なぜ若・影山建次は最初からいなかったことに
されたんだろう…??
こういう時系列的なことは考えるとややこしいので華麗にスルーします(`・ω・´)!
【かおすキッチン】
- 先月まではなんとも思ってなかったんですが、
今月はちょっとクスッときてしまった。
だんだんキャラが可愛く見えてきたのが不思議だ…。
【屍鬼】
- 恵ちゃんが復活(?)してくれて嬉しい限りです。
ところで、先月の感想で僕は「いろいろ予想する」と書いたのですが
これはひぐらしなんかと違ってどうも単なるホラーっぽいので
推理とかは無駄な気がしてきました。
だって謎はあるけど、人間がどうこうするタイプの謎には見えないもんなぁ。
恵ちゃんはなぜ蘇ったのか?(というかどう見てもゾンビだ)
この村で何が起きているのか?
これが作為的なものだとすると、その者の目的は?
うーん、次回が楽しみです!
しっかし、藤崎先生の描く「生気の無い顔」は、怖ぇなぁ…(;゚Д゚)
【読切・帰ってきた変態仮面】
- 感想
小林先生は、すごくがんばって変態仮面を描いたと思います。
ただ、もうちょっと小林テイストを織り交ぜてもよかったんじゃないかなー。
というのも、なんだか無理して変態仮面を"再現"した感が拭えないんですよね。
お約束のギャグとか、展開とか。
思い切って新キャラで、「二代目変態仮面」という風にしたほうが
小林先生独自の世界観を展開できたんじゃないか、という気はします。
でも、お約束の展開あっての変態仮面、という見方もあるので
そこらへんは各自感想は違ってくると思います。
そういう意味では、僕はすごく楽しみましたよ☆
変態仮面をリアルタイムで読んでない若い人たちに
こういう頭のおかしい漫画があったんだというのを
知ってもらえて良かった(笑)
【TISTA】
- 新キャラ
新キャラとして、どうも今後ティスタを追い詰めそうな
スノウ心理分析官が登場しました。
どこか抜けていそうな雰囲気を漂わせていますが、
情報分析はかなりの精度を誇る模様。
彼女がティスタを追い詰めるのは…そう遠くはないかもしれません。
- 限りなく近づくティスタとアーティー
限りなく近づきはすれど、あと一歩のところですれ違う2人。
きっとまだアーティーはティスタに会ったとしても何も言えないと思いますが、
だからこそ自分の想いを絵にしてティスタに伝えようとしたアーティー。
その絵を見たティスタは左目から涙を零します。
しかしその左目は父親から受け継いだモノ。
父親はアーティーの絵を通して、娘に何を伝えようというのでしょうか。
そして、アーティーと父親からのメッセージが
ティスタに届く日はきっと近いのでしょう。
その時 何が起こる?
JSQの異色作『TISTA』、ますます目が離せません!
【罪花罰】
- 新キャラ
新キャラの花鏡院ひなぎくちゃんが登場しました。
なにげに三上先生の描く子は可愛いんですよね(男女は問わない)。
今後も、密かに桔梗くんに想いを寄せる客の女の子とか出してくれるといいなぁ。
でも剥かれるのは桔梗くんだけなんだろうなぁ。
- 今月の桔梗くん写真館
【読切 メグ・ライアンの君】
- クオリティの高い代原
今月、エンバーミングが休載なんですよ。
なんだか読んでて全然出てこねーなと思ったら休載とか書いてあって
「三ヶ月目で…orz」と思ったんですが、
この代原が意外と良かったので許してやるか〜という気になりました。
ストーリーを簡単にまとめると、
珍走族特攻隊長の女の子がいじめられっ子を勘違いから好きになり、
思い切って自分をかわいく改造して、その心意気に触れたいじめられっ子が
自分も強く変わろうとする話です。
代原の場合、レベルの低いギャグ漫画とかどーでもいいようなバトル漫画とかを
よこす場合が多いのですが、これは第74回手塚賞準入選作とのことで
やはりなかなかのクオリティでした
(賞を獲ってもグダグダな作品もありますけど、これは良かった)。
新人の割には、絵が上手いですねー。
この調子でがんばっていってほしいです。
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