ジャンプスクエア 2008年5月号感想
【一言近況】
トップページにもあるように、
きたる4/13(日)、夜10時からラジオの本放送を始めます!
ラジオ名は「松竹梅の『気ままなトーク。』」にする予定。
放送内容は、ジャンプ19号の内容に関すること、
JSQのこと、そして今週送られてきた拍手コメントに
音声で返事してしまおうという「フライング拍手返信」などを予定しています。
フライング拍手返信は、文章で語りきれないことを口頭で伝えようという主旨のもので
本来の返信をないがしろにするものではないのでご安心ください
(ラジオが聴けない人のために、文章による返信は従来どおりちゃんとやる、
ってことです。)
お時間ありましたらぜひ聴いてやってください!
では、遅れに遅れたJSQ5月号感想と参りましょうー。
【巻頭・まつりスペシャル】
- 重松くんがどんどん好キャラになっていくのが
楽しいですね。
「おかしーだろ、俺だと追放で奴だと英雄か(;゚Д゚)」
「なんだこの学校(´・ω・`)」
↑このあたりでとても彼が好きになってしまいました。
世の中の理不尽さを嘆くキャラって、共感できるので好きです。
- まつりの「何かが少しずつ変わってきた」というセリフの通り、
初めはあんなに苦手意識を持っていた重松くんに対しても自然と接することができるように
なってきたり、ようやく物語が動き始めてきた感があります。
実は、今まではストーリー的に見るものがなかったから
プロレスシーンにツッコミ入れてたりしてたワケなんですけど(笑)、
そろそろストーリーに着目し始めてもいい頃なのかもしれませんね。
「友達」というセリフで顔を真っ赤にしちゃってる重松くんがかわいい。
きっと今まで友達いなかったんだぜ、コイツ(笑)
【放課後ウインドオーケストラ】
- まさに青春!
なんていうか、ひとコマひとコマに「青春」の要素が詰まってて
すごく楽しいと同時に読んでるときゅんきゅん感じてしまいます。
これ、映画化とかドラマ化とかのオファーが簡単に来そうだなー。
もちろんアニメ化が一番いいんですが、それまで連載続いてほしい作品です。
平音くんは今まで「がんばる」とか「情熱」とかいった言葉や環境から
離れて(離して)生きてきたヤツらしいので、
彼が感じる新鮮な感情が見てる側にも伝わってくるんでしょうね。
僕もこんな学生時代がよかったよ(つд`)
合宿の水着姿を想像してやる気を起こしてる野郎共にも共感できました(笑)
- 新キャラ
こーゆーキャラは好きではないのでどうでもいいっちゃいいんですが、
いちおう音楽が好きっぽいようなセリフがあるのが一応の救いですね
(音楽が好きじゃなきゃ川原で練習はしませんけど)。
ちゃんと自分の考えを言えるようになった平音くん。
2話目にしていきなり急成長してきたなぁw
【かおすキッチン】
- 回を重ねるごとにどんどん好きになっていくこの作品。
初めはどうよと思っていた絵柄にも好感が持てるようになってきました。
というのも、すべてはラムラちゃんがかわいいからなんですけどね!
あいかわらず、丸っこい髪型のキャラには弱いぜ…
そして訛りバンザイ!訛りっ娘は強いッ!!
- この作品を彩る脇役のひとりに森山くんがいるわけですが、
あの横島くんを髣髴とさせるキャラは好感度高いです。
不思議なことに、僕は真中とかギド・ルシオン・デビルークとかいったエロキャラは
大嫌いなんですけど、横島くんや森山くんは大好きなんですよ。
理由を考えてみたんですが、真中とかギドは
「エロいキャラが大した苦労もなくエロを享受できている」からムカムカするのであり、
横島くんや森山くんは
「バカみたいにエロいキャラがエロの為にがんばるけどやっぱりひどい目に遭う」から
見てて面白いし、好きになれるんです。
エロを望んだらエロが享受できるようなキャラは
金を望んだら天から金が降ってくるのに等しい恩恵を受けてるワケですからね。
共感も好感も持てないのは、当たり前だよなあ。
【エンバーミング】
- レイス「だからあの時もあの時も、実はちょっと期待していた」
つまりレイスはエーデルに抱きつかれたかったんだね!
レイスもやっぱり、オトコノコでした。
そういうヤツ、嫌いじゃないぜ!
- エーデルの死、そして…
ワイス卿を殺し、狂気の銃口を「邪魔者」であるエーデルに向けるレイス。
咄嗟にエーデルをかばうヒューリーでしたが、レイスの放った銃弾は
容易くヒューリーとエーデルの体を貫きました。
眠るように雪の中に倒れこみ、絶命するエーデル。
それとともにヒューリーの首の包帯が取れ、彼の首に付けられていた電極が露わになりました。
僕がJSQ創刊号の時に書いた予想の通り、
ヒューリーも人造人間になっていた模様。
改造したのはやっぱりピーベリーでした。
元は親友同士であった、人造人間を忌む男と人造人間に惹かれる男が
同時に人造人間そのものになってしまい、さらには
追う側と追われる側になってしまうという衝撃の展開。
エンバーミング・ヒューリー編のプロローグはこれにて終了ですが
なんともスゴい物語になりそうです。楽しみ!
エーデルの墓の前で、人造人間を造った経緯について少し語るピーベリー。
彼女にもどうやら凄絶な過去がありそうです。
共に"復讐"を胸に誓う彼らの行く末は…?
- エルム登場!
以前にも描いたとおり、僕は『エンバーミングU』は未読なのですが
このエルムにはとっても期待しています!
性格的には、るろ剣の操に近い感じ?
そういう娘を主役ポジションに据えるというのは和月先生の新チャレンジですよね。
来月からはエルムのターン!楽しめそうだぜ…!!
【紅】
- 今月は環さんの話。
完全オリジナルストーリーで進めている紅ですが、
今回はすごく面白かったと思います。
小説では、環さんってちゃんと闘ったことってないので
その実力の程がよく分かってなかったんですよ。
まぁ、今回のエピソードでは「すげえ強え」くらいのことしか分からないですが、
裏十三家に比べるとやっぱり「普通」の強さでしかないんだろうな。
ちなみに、僕は環さんが銀子と並ぶくらい好きです。
何かと恵まれない夕乃さんも大好きですが、
あけっぴろげなお姉さんキャラ(しかも貧乳。環さんはかなり貧乳です)っていうのは
心魅かれるものがあります(*´Д`)ハァハァ
【ギャグマンガ日和】
- 手が4本出てきたスタ江ちゃんを見て
ノイトラさんを思い出したのは僕だけではないはずだ…!
そして妙に存在感をアピールする監督のお母さんがなんかムカついた(笑)
【読切・さちえちゃんグー!】
- 感想
感想っていうほどの感想はないんですけど(笑)、
すごく鳥山テイスト溢れる世界観だなぁと感じました。
ってか絵柄が「桂先生っぽい鳥山絵」って感じだったので
鳥山先生の漫画にしか見えなかったです。
最後のオチにはしてやられたなー
こういう所が巧いですよね、鳥山先生は。
【読切・彼の殺人計画】
- 感想
鬼頭莫宏先生の作品って初めて読んだんですが、
こ、怖えぇー(;゚Д゚)!!
1ページ1ページ、めくるのがすごく怖かったですよ!
実際、大した動機もなく人を殺してしまう若者の心理というのは
こういうものなのか?(一概に当てはめることはできないんでしょうが)
殺人を「平凡な日常・人生に刺激を与えるためのイベント」として捉えているところが
特に怖いです。
「客観的にみても"理由のない殺人"」を目指すための
ターゲット選びや自分改造のくだりは面白かったです。
たしかに、今はどんな犯人だろうと
周囲がむりやり動機を決定付けてしまう風潮が強いですからね
(端的な例を言うと、たとえば「漫画やゲームに影響されて」なんていうのは
もはや使い古された感すらある動機(=周囲による責任の押し付け、もしくはスケープゴート)ですし、
相手が小さい女の子だったりした場合は「幼女趣味の男が性衝動を抑えきれないで」とかいう動機を
勝手に想像してそれを真実にしてしまおうとする風潮です)。
この作品はうまく感想書けないんですが、ひとつ不安なのは
下手に権力を持っている識者ぶってる大人たちがこの作品を見つけてしまったとき、
「こういう漫画が世の中に横行しているから少年犯罪が絶えないんだ」とか
あさっての方向に的外れな指摘をして、槍玉に上げられるんじゃないかってことですね。
とりあえず漫画やゲームを悪者にして糾弾すれば
実情を知らない一般人から拍手喝采を浴びることができるんだから
楽でいいな、と思います。
【ロザバン】
- ドッペルゲンガーを妖怪だと捉えてしまう感性はなかなかいいなー。
っていうかもともと妖怪っていう設定なんですか?ドッペルゲンガーって。
今回のロザバンは展開的にもスムーズでしたし、適度にギャグも入っていて
なかなかクオリティ高かったですね。
どうにも感想のかけない回とかもけっこうあるんですが、今回は良かったです。
防御が効かないパンチを見て花山さんを思い出しました。
ってか『疵面』はあんな中途半端なところで終わって、どうするつもりだ?
番外編をあんな状態で終わらせたら、刃牙本編に花山さん出せないだろうが…。
あれで花山さんを本編に出しちゃったら
「あれ?なんで元気イッパイなの?怪我は?www」ってなっちゃうじゃん!
いつのまにか『疵面』の感想になってました(笑)
【罪花罰】
- どんどん変態が増えていくwww
- 今月の桔梗くん写真館
変態的なおしおきはもはや日常風景です。
素でかわいいなと思ってしまったひとコマ。
何だコレ(笑)
【読切・新私立探偵村田三郎】
- 感想
とがしやすたか先生の作品ってちゃんと読んだことなかったんですけど、
こういうヤツだったんですねえ。
ってか、鬼頭先生と並んで少年誌の作風じゃねえ(笑)
【読切・ハイド博士の実験ノート】
- 感想
すごく良かったです(*´∀`*)
WJ感想のほうでも書きましたが、僕はこの助野先生という人を
前々から注目していまして、雑誌での再登場を
心待ちにしていたんですよ。
初めて助野先生が漫画誌に登場したのが2006年夏の月ジャンだったと
記憶していますので、だいたい1年半〜2年くらいの修行期間があったわけですね。
この方は、絵が上手いのも勿論ですが
伏線(というか小道具)の使い方がすごく巧いんですよ。
月ジャンに載っていた読切『帰ってください。』でも「そこでコレを使うのか!」っていう
伏線がありましたし、今回も冒頭のギャグと過去の回想がちゃんと後半につながってきて
構成が巧いなあと感心しながら読んでいました。
ハイドさんと愛莉ちゃんのキャラ+いろんな発明の要素は
充分に連載に耐えうるレベルだと思うので、
ぜひともこれを連載まで持ってきてほしいものです。
週刊ペースだとキツイかもしれないけれど、月刊なら大丈夫!
【屍鬼】
- ついに、夏野の親しい友人である徹ちゃんが亡くなってしまいました。
尾崎医院でも謎の病気が伝染するものであるとの疑いを強め、
その治療と「伝染源」の発見に対しての意識を高めました。
村人の中にも、室井さんや田中家の姉弟をはじめ
死者の明らかな増加に不審の念を抱くものが現れはじめてきました。
この閉塞された村は、謎の死病に打ち勝つことが出来るのでしょうか?
そもそも本当に病気なのかという疑問もありますが、
それを怪しんでいるのは夏野のほかには田中家の弟・昭だけ。
兼正の怪しさに次に気が付きそうなのは、やはり室井さんでしょうか。
夏野が秘めた、対峙への決意。
まず何をするべきかすら分かりませんが、
もしやいきなり兼正の家に突入するのか!?
う〜ん…先が読めない分、楽しみです!
【TISTA】
- 暗闇の中で、ティスタが対峙したのは
敵ではなく、自分にしか見えない自分自身。
この「私」の亡霊は常に消えることなく、
ティスタのそばに居て彼女を苛み続けます。
今回ばかりはその「ティセ」のおかげ(?)で窮地を脱したティスタですが、
このままでは精神が先に病んでしまうのは確実。
それはシスターミリティアとしての仕事にも影響を与えてしまいます。
その影響である「小過」も見逃さない聖心十字会・聖堂宥赦院。
彼らの下した判決は、ティスタの修道院騎士位階剥奪。
それがどういう意味かはっきりとは分かりませんが、おそらくは
ティスタの父が受けた処遇と同じものなのでしょう。
教会の暗部を知ってしまっているティスタに、
引退したらそのまま穏やかに過ごせるという恩赦はありえません。
殺されそうになったティスタはどうするのでしょうか。
教会を敵に回して戦い続ける?
自らの宿命を受け入れて、永遠の眠りに就く?
ここらへんでアーティーが出てこないと
ティスタには修羅の道しか残らないような気がするのですが…
アーティー、早く出て来い!
【パト犬】
- この漫画、作画もいいし男キャラも女キャラもいい顔してるのに
どうしてメインのアクションシーンをワンコ中心にしたのかがよく分からない…。
かっこいいシーンだからこそ、かっこいいキャラが暴れまわる作画にしたほうが
いいんじゃないかなぁ。今さら言ってもアレなんですが。
日常シーンのほうがキャラが描き込まれてるっていうのも、何だかなぁw
【ドラゴノーツ】
- お疲れ様でした
毎月読んでたはずなのにさっぱりストーリーが分からなかったっていうのも
珍しいです(月刊な上に一回しか読まない作品はストーリーを忘れてしまうんでしょうね)。
画力は高いと思うので、次回はオリジナルものをやってみたらいかがでしょうか。
【本屋さんの話&中村光先生のインタビュー】
- 先月あたりからこのコーナーをやってると思うんですが
なかなか面白いですよね、これ。
書店員さんの、風潮に流されないオススメ作品が聞けるというのは
かなり貴重です。
あと、先日買った『聖☆おにいさん』の作者である中村先生のインタビューが
JSQで読めるとは思わなかった!
掲載作の一線越えもスゴいし、JSQはいろんなことに挑戦し続けますねw
↓感想・コメントなどあったら押してください↓
↓こちらもどうぞご利用ください↓
==、,-、 、ヽ、 \> ,, '''\ _
メ゙ヽ、\ ̄""" ̄--‐ 、 \ /ゝ、\
=─‐\\‐ /─'''''ニ二\''' |レレゝゝ、\
 ̄く<<く >, ゙、/<三三二\ ̄\ゝゝゝゝゝゞ''ヽ、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<<<<〈__入 ゙、く彡三三三二ヽくゝ\メメメゝ、_ゝ、\ | ご意見・ご感想・反論があれば
くく<<<<<< ゙、 ゙、ミ三三二ニ─ゝゝゝゝゝ,,,,,,,、 '( ゙''ヽ、ヽ、 < 掲示板へ来るがよい…
くくくくくく彡‐ヽ ゙、ミ三三二ニ'''くくゝゝ_ゝゝ、\\_,>」ノ, | どんな意見でも答えてやろう…
く く く く く 彡゙、゙、三三二ニ‐くゝ、/ ,,,,,,,,メメゝヽ''''"ゝゞ丶、 \_____________
二─二二彡彡、゙、三三二==くメゝ/ ゙'ヽ、メゝゝゝゝゝゝゞ''ヽ-、,,,,,,_
‐'''" ̄ \彡彡ミ、゙、三二=''"く<メ/:: \''-、メメゝゝゝ_ゝ 、 ,,、ヽヽ
、 ,,,,- ゙彡//ヾ、三二= くゝ/:::.... \>∠レ-,-‐ニ二メヽ''ヽ ノ
゙ヽ、,,,-‐//_///,,、゙、三二= ゙、 ""''' ヽ>//レレヽ,,___ /
-,,,,,,-‐'''"""/////,,ヽ ゙、三二─ ゙ヽ. //-ヘヘ,、 レレレレノ
''" ,l|"////ノ,、\彡'''''‐-ニ,、 ::::::::::,,,,,,,,// ゙ヽフ/|/| レ'
/ゝ、/ヽ|ヽレ,,゙ヽ、゙''ヽ、,,,,,,_ヽ''ニ='',,-'"、─-,,,,,_  ̄"'ノ
/メ / レ/,''"へへべ''─---- ̄-メヽ"ゝゞゝヽ、 >---''"
/ヘヘ、|//ヘヘヘヘヘヘヘヘ,,-イ ̄ | ̄"'''-ニニニ二-''"
/ヘヘ∧/./フヘヘヘヘヘヘヘ,/イ / / / ゙ノ\、\
/ゝゝ| / /メヘヘヘヘヘヘ/'" | / / / / \\
/ゝ /|‐/ /フヘへヘヘヘ/∧ /-'"-'''"__,,-''" / /、\
//|_| /./へへへヘヘ、// |/ \_,,,,-‐'" / ゙、.゙、
'"/ヽ"/'"へへヘヘヘヘ// ノ \ ,,,,-‐'" ゙、゙、
.ノ //へへヘヘヘヘ//ヽ ./ ゙、''"" ,,/、゙、
/-"へへヘヘヘヘヘ// |‐" \_,,,,,,,,-‐'''" | |
へへへへヘヘヘヘ//ヽ ノ ゙, | |
/ ̄\
| ^o^ | < もくじに もどります
\_/
_| |_
| |
/ ̄\
| | < トップに もどります
\_/
_| |_
| |