ジャンプスクエア 2008年10月号感想
【一言近況】
おそろしく感想が遅れてしまって申し訳ないです＞＜
どうも月刊のものはＷＪやネタ絵よりも後回しにしてしまう傾向が…(´･ω･`)
では、JSQ10月号の感想と参りましょう！
【新連載・幻覚ピカソ】
- 感想
この古屋兎丸という人を今までまったく知らなかったのですが、
なんとも独創的な絵を描く人なんですねえ！
ガロで連載していた人なのか…。
個人的にガロ系列の方には一種の特別な尊敬の念を抱いています
参考→Wikipedia「ガロ」
読切でなく、いきなり連載をさせるっていうのも新しいですね
（このテの作品は一度読切を掲載して読者の反応をうかがうのが定石）。
第一回目はとても良かったので、
このクオリティを次回以降も保てるかどうかが人気の鍵になってくると思います。
とはいえ、「JSQの中核になれるか？」というとさすがに難しいような気もします。
10巻、20巻と続いていく作品とは思えないんですよね。
どっちかいうと、２〜５巻くらいで終了して『隠れた名作』と呼ばれるタイプの作品じゃないかな。
【よくわかる現代魔法】
- 独創的な幻覚ピカソの後に読むと
あまりにも「ありふれた」感じの絵柄にクラクラきちゃいました（笑）
こういう絵柄はもちろん大好物なんですが
ガロ系のインパクトに対抗するにはあまりにも弱いかなあ、とｗ
いや、けなしているわけではないんですよ？
現代魔法はピカソとは違う視点で楽しむべき作品だと思っているので…。
しかし、それにしてもJSQにはジャンルの壁が無いというか、
どんな作品でもホイホイ受け入れる体制が出来つつありますね。
今月のラインナップを見ても、
- 幻覚ピカソ…ガロ系
- よくわかる現代魔法…（世間一般に言われる）アキバ系、萌え系
- エンバーミング、屍鬼…ブラック寄り少年漫画
- 貧乏神、放オケ、ラクスティ、紅、テガミバチ、クレイモアなど…正統派少年漫画
- ロザバン…おいろけ担当少年漫画（ジャンプではTo LOVEるにあたる）
- ギャグ日和、罪花罰、かおすキッチン…ギャグ漫画枠（それでもシュール系、変態系、かわいい系と分かれてるのがスゴイ）
- まつスペ、読切のアップル…少女漫画枠
一体どの年齢層を対象にしているのかと首を傾げてしまうほど
様々なジャンルが取り揃えてあります。
僕みたいに面白ければ良いというスタンスの読者にとっては
すごくありがたいんですけれども。
あ、現代魔法の感想ですけど
弓子ちゃんはすごい可愛いと思います。
あれ？また巨乳キャラを好きになってる…バ、バカな…！
【貧乏神が！】
- 紅葉の貧乳気にし度が
「なにげに気にしている」から「かなり気にしている」に変わってる…！！
- 今回は「市子は根はけっこうイイ娘なんだよアピール」の回でした。
僕はこの作品のハイテンションにどたばたやる感がわりと好きなんですけど
正直JSQ読者にどれくらい受け入れられてるかはよく分からないです(´･ω･`)
僕は、好きなんだけどなあ。
あと、ちっちゃい頃の市子はやたらと可愛かった。
その当時の純真な気持ちのまま大きくなってくれれば良かったのに…！
【ギャグ日和】
- 寿伸はどんだけ自分の勝ちアピールをしたら気が済むんだ（笑）
- これはギャグマンガ日和とは関係ないんですけど、
日和と貧乏神の間にある告知ページにある「キン肉マンレディ」を見たとき
軽くショッキングでした。
何？コレ？
いや、存在は知ってたんですけど絵を見るのは初めてだったので…
僕はキン肉マンレディって、スグルのママかもしくはビビンバみたいなのを想像してたから
（さらに言えば、ゆで先生そのまんまの絵柄であると思っていた）
あの絵にはちょっとビックリした！
【エンバーミング】
- エルムは空道の使い手か？（笑）
今さらなんだけど、手のひらで真空を作り出すことと
酸素濃度を６％以下にすることはぜんぜん別物だと思うんだ
（だから板垣先生はあれ以降あの技使わせずに毒手を出したんだよね）。
- エンバーミング第一巻のキャラクターファイルのエーデルの項に
「この『エンバーミング』という漫画では人が死にます。過去回想の中ではなく現在進行形で、
戦いに生きる者、平和に生きる者関係なく。」とありますが、
戦い（殺し合いに近い）を描く以上、それが自然で当然なんですよね。
むしろ緋村剣心の「不殺」の精神のほうが戦いに身を置く者としてひどく不自然なものであり、
和月先生がJSQに来たことは正解だと思うのです。
そんなわけで、アシュヒトが敵に銃弾乱射して
ミンチにしたのは至極正しいです（そうでもしないとフランケンシュタインを再殺することは出来ないでしょう）。
また、もしかしたらアザレアとフィリップはここで心中しちゃうかも？
【くずよん】
- ↑ひらがなでタイトル略すとなんだかカワイイですね。
- 一心の能力はすごく怖いんだけど、
それよりも恐ろしいのは
彼のいる場所はすでにテニプリの桃城が通過した場所であるということですね。
恐ろしい…許斐剛は本当に恐ろしい…。
- この作品、メインヒロインであるはずの次女・美火子ちゃんが
第一回以降まったく目立ててませんね。
次回は四男の満夜にスポットが当たるだろうし、
そうなると次回のヒロイン役は天愛菜ちゃんだろうし…。
月刊だと、登場人物紹介だけで数ヶ月消費してしまうのが大変ですね。
巧い人は一ヶ月でなんとかしちゃうんでしょうけど。
【ロザバン】
- 僕は今ひとつこの漫画の絵柄に慣れない（なんか表情が硬い）んですが
ちょっとイカレた、性格の悪い男を描く技術はなかなかのものがあると思います。
みぞれの婚約者は、登場しただけで「コイツはどこか狂ってる！」と解ったもんな。
それってけっこうスゴいです。
【テガミバチ】
- シルベット、かわいいなあ（笑）
車椅子の女豹ってｗ
ＹＪの『リアル』とか見ると、車椅子でそんなに動けるものなのかって思うんですが
パラリンピックなんてのもあることだし、アスリートやってる人はすごいんだろうな。
車椅子じゃないけど、走る事に特化した義足を用いると
むしろ健常者よりも速く走れることもあるんだそうで（参考）
人間の技術はすごいなあ。
【罪花罰】
- 桔梗くんにもついに彼女が！！
以前、罪花罰の感想で
「いつかきっと桔梗くんに思いを寄せる美少女が現れるに違いない」と
書いたような気がしますが、ついに登場しましたよ！
こっこれは可愛い(*´∀`*)
まあ25の男（ヒゲ濃ゆい）なんですが、
もはやその程度では動じない桔梗くんが
たくましく見えると共にとても不憫になりました。
今回、デートを尾行していた店長たちが
普段の自分たちの行いを反省するシーンは新鮮で良かったですｗ
【読切・アップル】
- 感想
新條まゆたんの漫画ってちゃんと読むのは初めてなんですが、
思ったよりもまともでビックリしたけどやや拍子抜けでもありました。
僕の中ではまゆたんって完全にイロモノ漫画家というイメージだったので…(ノ∀`)
しかしホントにSQはいろんな漫画家を連れてくるなー。
一体何を目指しているんだ（笑）
【パー熱】
- 今回はＡ先生の入院生活の話。
僕も今までの人生で３日間だけ入院したことがあるんですが、
あれは想像以上に退屈＆苦痛でした。
わりと珍しいかと思いますが、僕は親不知を抜くために入院したのです
（２本同時に抜く上、なんだか歯が大事な神経？のすぐ近くを通っているので
ちゃんとした手術をしないと危険とのコトでした）。
んで、大きな病院に入院して全身麻酔（静脈麻酔？とかそんな感じの）を受けて
歯を抜いたわけです。
んで入院していたので当然病院食を食べるわけですが、
これが想像を絶するほどマズかった！
まず、僕は歯を抜きに来た患者なので
出てくる食べ物が全部ペースト状なんです。
ごはんはお粥度MAX、ほうれん草のおひたしも煮魚も煮物もすべてがペースト＆ペースト！
しかも濃い味付けは抜歯した歯茎に悪いらしくすべてが超薄味…。
噛めない上に味がないドロドロしたものを口に流し込む作業はなかなか苦痛でした…（'A`)
退院してから食べたみそラーメンのなんと美味しかったことか！
もう入院はしたくないなあ…。
【放オケ】
- 梓先輩は、音楽に対して人一倍真面目なだけに
「いい音楽」を追求しすぎてしまって、他のことが疎かになってしまったんですね…。
小宮山先輩の
「自分がイイと思う音楽をやるのが最優先…
大会の規定に合わなければそれまで…。
わからんでもないけど、やっぱり考え方が違いすぎる。
あの人がもしあのままなら仲間にはできない…わかってくれるよね？」
は、肯定も否定もできない難しい言葉でした。
やはりチームとして目指すものがある以上、そこに意識の相違があると
分かり合うのは難しいですよね。
また、矢澤さんの
「いい演奏だから評価されるんじゃなくて
『評価されたからイイ演奏』としか考えてくんねーよ。
俺が言えた義理じゃねーけど…」
というのも、的を射ているからこそ悩んでしまうところです。
さあ、この閉塞された状況を
無能部長（by長谷部）の平音くんはどう切り崩すのか！？注目注目☆
【かおすキッチン】
- ビーフネスさんが主役の回は安定した面白さを誇るなあ…(*´∀`*)
怒っていながらも、うんこ漏らしたラムネス（人間型）のぱんつを洗ってあげるあたり
ビーフネスさんが超いい人であることがうかがえます。
こんな人、嫁に欲しいんですけど（笑）
【紅】
- おっぱい！おっぱい！
まさか銀子のおっぱいを拝める日が来るとは…ッ！
紫なら乳首出してもガキんちょだからなーと思っていたんですが、
まさか銀子でやるとは思いませんでした。しかも１ページめで！
微妙に路線変更してきたな、紅…。
そしてまたこのおっぱいが松竹梅的ベスト・オブ・ベストな貧乳なんですよ(*´д｀*)ﾊｧﾊｧ
これはナイスおっぱいすぎるだろ…
ああ、文章書いてて界王拳状態になってきた…。
- 久一能がいきなり発砲した意味が分からない…。
「こいつはオジサン一本取られたな…くっくっ」じゃないだろ（笑）
ガキのたわ言としてどうとでもごまかせたのに
まるで虚偽の確たる証拠を突きつけられたかのように発砲するのはなんかおかしい気がする。
外見に似合わず、武闘派だったのか？
いちおう原作の該当箇所を読み返してみたんですが、漫画版とほとんど変わりありませんでした。
う〜ん…どうなんだろ。
【屍鬼】
- ついに尾崎と室井がゾンビに接触！
これでいよいよ「得体の知れない何か」と闘う展開になっていくのでしょうか。
こっちは紅と違って原作を読んでないので、物語がどう動くのかがまったく予想付きません！
毎回楽しませてくれるわー(・∀・)
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