ジャンプスクエア 2008年12月号感想
【一言近況】
『りぼんスペシャル』の感想はもうちょっとお待ちくださいませ><
なんか知らないけど、毎日なぜか時間なくなっちゃうんだよなー。あれれー?
ではJSQの感想をどうぞー☆
(よかった…発売から一週間経たずに更新できた…!)
【巻頭・貧乏神が!】
- 連載当初はちゃんと続くかどうか心配だったんですが
(最近、僕が応援する新連載はすぐ終了してしまう傾向にあるので)、
巻頭カラーもらいーの、WJに出張しーの、コミックスも大々的に宣伝されーので
どうやらだいぶ安定した人気を誇っているようです。よかった♪
ただ、コメディ漫画は感想書きづらいのが玉に瑕です(笑)
今回もうまく感想は書けないんだけど、とても良かったです(・∀・)
【エンバーミング】
- フクロウ…じゃなかった、ミミズク生きてたんですね。
やっぱりフランケンシュタインは電極を破壊しない限り機能停止はしないのか…頑丈だなー。
- ピーベリーの復讐とはドクトア=リヒターの造った"究極の8体"を
彼女が造った9体目・ヒューリーに破壊してもらうことでした。
しかしその8体の中にはエルムやジョン=ドゥの姿も…。
作品の主人公同士が三つ巴で殺し合う、というのは
先の展開が読めないぶん、期待が否が応にも高まります(・∀・)
どういうストーリーを用意してるんだろうなー。
- 今月は15ページだったエンバーミング。
うむむむ、調子悪いのか?スタッフが急病か?
面白い漫画なだけに、また和月先生は作品作りに病的なまでに真面目なために
ちょっと心配してしまいます。
【新連載・アイレボ】
- 『メグ・ライアンの君』の俊英登場!
いつだったか、エンバーミングの代原として掲載された『メグ・ライアンの君』の
竹村洋平先生が脚本つきで連載枠をもらえました。
女の子をとっても可愛く描ける竹村先生だけに、
女の子が主人公の脚本は大正解だと思います。
一目見ただけでは男にしか見えない真崎ですが
(髪の毛を硬そうにツンツン描いてるのも男っぽく見える要因。
カラー絵ではちゃんと柔らかそうに描いています)、
この娘が恋愛やフィギュアスケートにのめり込んでいく程に
どんどん女の子として可愛くなっていくだろうなーと考えると
非常にwktkします(*´∀`*)
【幻覚ピカソ】
- 人を助ければ助けるほど
周囲から変態として見られるピカソはちょっと可哀想だ(笑)
連載3回目にもなると勢いが落ちてしまう作品も多いのですが
幻覚ピカソは衰えも見せずにクオリティを保ってますね。
これは他の読者にも高い人気なんじゃないかな?
【ロザバン】
- カルア姉さん強ぇー!
あんまり強いんでちょっと笑っちゃったよw
萌香の顔面イった時は「おお…!」と驚いてしまった。
意外と容赦なく女の子を殴りますよね、この漫画。
そういうところをちゃんと描くあたりは好感持てます。
そして、本編後の猫目先生はやっぱり可愛いなと思ったり。
この人が一番いいよなー。
【かおすキッチン】
- お掃除姿のビーフネスさんはかぁいいなー。
可愛いというよりは、甲斐甲斐しいな!
こんなお嫁さんが欲しいです。
- オッパイチェッカー欲しいwww
悶太は軽く天才の域に到達してると思います。すごい好き!
個人的には二代目横島忠夫を襲名してもいいほどのキャラです。
【パー熱】
- 今月は読んでて泣きそうになってしまった…
赤塚不二夫先生のご冥福をお祈りいたします。
【読切・ペルソナント】
- 古味直志先生の新作読切!
というわけで、待ちに待った古味先生の新作ですよッ!わーい☆
- 感想
まず、大雑把な感想としてはやっぱり面白かったです。
もちろん作品自体のクオリティや「世界征服を企む者を倒す少年漫画」としての
王道的な興奮もありました。
しかし、この作品の最も重要なポイントは
考えさせられる点が多いというところにあると思います。
- ダモレの革命は是か非か?
↑一番考えるべき点はやはりここかと。
結果からすると、ダモレはアルソナを使って世界征服を企んでいたルイの野望を阻止し
全人民が管理されている"元凶"となっているペルソナントをすべて破壊。
これでペルソナントやアルソナを利用したルイのような人間が現れることもなくなり、さらに
人々は用意されたレールの上を歩くことなく、自分で自分のしたいことができるようになったわけです。
…と、ここだけ見ればダモレの
大変態祭り革命は是という描かれ方をしているのですが、
だからといってこれで世界が必ずしもいい方向に向かうとは思えないんですよね。
「常に着用者を快適な環境に保って、身体能力の向上や免疫力の補助までしてくれる。
ペルソナントは国民の管理機構にもなっていて皆が平等に管理される様に出来てるの。
そのおかげで今のような差別も貧困も戦争も無い平和な世界が作られたんだから」
↑これがオリィの言うペルソナントの利点です。
一番見るべきポイントは「差別も貧困も戦争も無い平和な世界」というところです。
現在の日本は戦争や紛争といった面から見ればかなりのレベルで平和ですが、
やっぱり世界にはそういったものがまだまだ多数の地域で行われているわけです。
世の指導者たちがそれをどれくらい重要なものと見ているかは知りませんが
人が人を大勢で殺し合う所業なんて無くなったほうがいいに決まっています。
そして、このペルソナント制度はそれを実現させていた。
小さい差別問題というなら、日本でも日常的に頻繁に見ることができるでしょう。
「地位・見た目・金・肌の色・個性 ありとあらゆるもので同族を差別し
命を奪うことも珍しくありません」とはレベルEでのクラフト隊長の言(かなり誇張しているそうですが)。
実際に何らかの理由で揶揄されたり迫害されたり、
もっと簡単に言えば、度の重い軽いは問わず「いじめ」を受けたりしたことのある人は
相当数に上ると思われます。かくいう僕もその一人であります。
それらのすべての問題をペルソナント制度は無くしていたわけです。
また、ペルソナントを着用していると健康の管理も行ってくれていたようで、
風邪を引いてもすぐ治るとか、そもそもそういったウイルスに感染しにくいとか、
また個々人を管理することによって
過食などの「将来的に生活習慣病を引き起こすかもしれない生活」も抑えてくれていたものと思われます。
生活、という観点からいくと少子化・結婚問題もペルソナントがあれば問題ないです。
あらかじめ、最適な許婚を見つけてくれるのだそうで…
だから「モテる」状態が生まれない代わりに「モテない」状態もなくなるのであります。
失業率の問題もこのペルソナントは解決してくれています。
しかも、その人の適性に合わない職を斡旋することはなく
遺伝子レベルから天職を判断して皆がそれに就職できる世界なわけです。
とはいえ、適性なんか関係なく自分はコレがやりたいんだ!という人もいたかもしれませんが
少なくとも職に就いている以上、食い扶持に困ることは無いことになります。
用意されたレールの上を…とダモレは言っていますが
仕事を求めて日夜ハローワークに通っている方々からしたら
就職できるのであればレールもクソも関係ありません。大事なのは夢よりも生活費なんです。
お金が無くて死にました、じゃシャレにもなりません。
…と、このように
全人民を支配できるアルソナのような能力さえ無ければ
ペルソナント制度は現在全世界が悩んでいる諸問題をあらかた解消してくれるわけです。
しかしそれをダモレはすべて破壊しました。
すると、やはり↑で挙げた諸問題が再びぶり返す世界になってしまうのではないでしょうか?
ありとあらゆる差別が横行し、
今までの免疫力が向上した生活がなくなるから病気になる人も増えるでしょうし、
適性に合わない仕事を選んだせいで長続きせず、職にあぶれたダンボールハウスの人も
ちらほらと出始めてくるはずです。
そして、やがては各地域で戦争や紛争などが…。
彼らはその時、「ペルソナントさえあればこんなことには…」と考えてしまうのではないでしょうか?
もちろん、ペルソナントがなくなったおかげでやりたいことができたり
悪い点ばかりじゃないのは認めます。
しかし、ペルソナントのある生活に慣れきってしまった人たちが
いきなり100年前に戻ることが出来るか、といったらやはり難しいんじゃないかな。
さらにいえば、「ペルソナントさえあれば…」という思いを経験した人たちが
ペルソナント復活運動やその為のデモを起こすことも充分に考えられます。
長くなってしまったので、まとめますが、
「自由」というのは大事だけれども、各国で巻き起こっている諸問題の解消と天秤にかけた時
果たしてどちらが大事なのか?
つらいことや苦しいことがたくさんあるけれど「自由」な世界か、
それともレールの上の人生だけど戦争・差別・貧困などから解放される世界か…。
どちらの世界が良いかで、ダモレの革命が是か非かが決まります。
…という感じで、『ペルソナント』はとても考えさせられる話だったなあ、と僕は思うのであります。
皆さんも何か思うことあったら是非お聞かせくださいませね(・∀・)
【紅】
- 竜士登場。
原作を読んでても、コイツは気持ちいいほどムカつくキャラでしたね。
原作の絵ではもうちょっと金持ちのボンボンみたいな顔してたんですけど
竜士の狂気っぷりがよく表れている、いい顔になったと思います。
- 「九鳳院家に娘なんていない」というのは
原作を読んでると「えっ!?」と読者が驚いてしまうトコなんですけど
たしか漫画版ではオリジナルパートでここらへんの事情を明かしてしまっていたような気がします
(ちょっとうろ覚えなので詳しくは分かりませんが)。
オリジナルパートでは「え、それ今明かしちゃっていいの?」という情報を
ちらちらとバラしてたので、今のような原作準拠の話をやる際に
新鮮な驚きが薄れてしまうんじゃないか…と危惧していたんですが、実際どうなんでしょうか。
【くずよん】
- あ、この作品ってこういう方向性の漫画だったの?
ちょっと楽しくなってきた…(笑)
でも、ソラがモテモテの展開にする予定だったんなら
他の兄弟はぶっちゃけちょっと邪魔だよなー。
いや、いてもいいんだけど他の兄弟にもそれぞれ相手役の女の子がいて、
そこを描写するとどうしてもソラの描写に割くページが少なくなってしまうし
(現に、メインヒロインであるビビコが今まであまり登場してないせいで
読者にとってかなり影の薄い存在になってしまっている)。
他の兄弟を出すんだったらそれぞれに相手を用意するのは後回しにして、
まずはソラの周りの人間関係を固めて
「『くずよん』はこういう話ですよー」と読者にアピールしたほうが良かったのではないだろうか。
まあ、これは「ソラモテモテルート」で進める場合の話ですけど。
あくまで四兄弟主体で物語を進めるのならば、現状のままでも問題ないかと思われます。
【新連載(?)放課後の王子様(テニプリ4コマ)】
- テニプリが来年4月号から新シリーズ開幕するのは
素直に喜ばしいことなんですが、おそらくそれまでのつなぎとして新連載したこの4コマ、
はっきり言って絶望的なほどつまらないです。
テニプリの面白さというのは、
人が吹っ飛んだり分身したりオーラを発したりする破天荒な超展開にも関わらず
描いてる許斐先生自身はいたって大真面目である、というところにあると思うんですが
この4コマからは、
「テニプリのキャラを使っていればテケトーな内容でもテニプリファン(主に腐女子)は喜ぶだろう」
というおざなりさが感じられてしょうがない…。
いちおう許斐先生監修となっているので、ご本人のチェックは入ってるとは思いますが。
とはいえ、もしかしたらこの4コマは
「テニプリという作品のどこを楽しんでいるかで面白さが変わる」という性質のものかもしれません。
僕らは、「許斐先生は今度は僕らの予想のどれだけ斜め上をいってくれるんだろう」という点を楽しんでるわけですが
中には「テニプリに出てくる男性キャラがイチャイチャしてるのを見るのが大好き!」という人もいるのでしょう。
そういう方々には、きっとこの4コマは悶え転がってしまうほどに面白い…もの…なのかな??
【罪花罰】
- 今回はいつもとはちょっと違うアプローチのオチでとても良かったですw
ヒナちゃんが病床の桔梗くんを見て甲斐甲斐しく看病するのかと思いきや
結局最後までそういうことにはならなかったしなあ
(最後のアレは看病ではないよね(笑))。
【屍鬼】
- 松尾静、怖ーい(((((((( ;゚Д゚)))))))
「得体の知れない子供」って、言いようの無い不気味さがありますよね。いきなり癇癪起こすし…。
ここにきて、物語がどんどん動いてきてるのが楽しくてしょうがない!
原作で言うと、中盤くらいに入ったのかしら。それとも終盤?
まさか、まだ序の口なんてことは…。
【放オケ】
- まさに…まさに青春漫画や…!
今回の放オケは今までの話の中でも白眉の出来だったんじゃないでしょうか。
正直、読んでて胸がときめいたよ!
僕はこの唯という娘はあまり好かなかったのです
(To LOVEるの唯と外見的にほぼ変わらないのに好感度が雲泥の差だった)が
今回の話を読んでかなり印象が変わりました。唯、いいじゃん(・∀・)!
掲載順が怖い作品ですが、もっともっと評価されてもいいと思いますよ、コレ。
ちなみに、今回名前が出てきたキャンディ・ダルファーの動画。
この曲はみんな聴いた事あるんじゃないかなー。
ってか僕がこれしか分からなかった(笑)
【現代魔法】
- なぜ今になって序盤の話をやるんだ(笑)
これも、連載1回目とかにやっとくべきだよなあ。
それとも原作自体がこういうつくりになってるのかな?
↓感想・コメントなどあったら押してください↓
【拍手コメントのガイドライン】
↓こちらもどうぞご利用ください↓
/ ̄\
| |
\_/
|
/  ̄  ̄ \
/ \ / \
/ ⌒ ⌒ \ よくぞこのサイトに来てくれた
| (__人__) | 褒美として掲示板に行く権利をやる
\ ` ⌒´ / ☆
/ヽ、--ー、__,-‐´ \─/
/ > ヽ▼●▼<\ ||ー、.
/ ヽ、 \ i |。| |/ ヽ (ニ、`ヽ.
.l ヽ l |。| | r-、y `ニ ノ \
l | |ー─ |  ̄ l `~ヽ_ノ____
/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ-'ヽ--' / オプーナ /|
.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| ______
/ ̄オプーナ/|  ̄|__」/_オープナ /| ̄|__,」___ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/オプーナ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄|/ オープナ /| / .|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/l ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| /
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/ ̄\
| ^o^ | < もくじに もどります
\_/
_| |_
| |
/ ̄\
| | < トップに もどります
\_/
_| |_
| |