ジャンプスクエア 2009年12月号感想
【一言近況】
あらー、もうＳＱも12月号なんですねえ。お姉さんびっくりだー。
未だにどんどん外部からいろんな作家さんを呼び寄せて
あらゆる色の作品を掲載しているチャレンジ精神は尊敬に値するものがあります。
ではＳＱ感想と参りましょう〜！
【巻頭・青エク】
- 毎回同じような感想しか出てこなくて申し訳ないんですが、
回を重ねるたびにどんどん面白くなっていってると思います、この作品。
かわゆいヒロインもいるし、今回でマスコット的キャラも登場したし、
なにげに磐石の態勢なのではないでしょうか。
- 冒頭で弟くんがマジ切れしたのは、マジで燐のことを心配してるからなんでしょうね。
はっきりと口にはしなかったけど、そこはちゃんと伝えた方がいいと思うぜー、兄弟よ。
しかし巨大動物の突進に頭突きで押し勝つって、
どんだけ首を鍛えてるんだ、燐は…。
バーベル持ち上げながらブリッジとかしてるのか？（笑）
【Dr.るっる】
- んー、なんというか…
To LOVEるみたいな感想を期待してる人には非常に申し訳ないんですが、
僕はこの作品を非常に冷め切った目で見ています。
努めてそうあろうとしてるわけではなく、
熱情を駆り立てられるような要素がないというか…。
簡単に言うと、最近ありがちな「突然現れた女の子と同棲始めました」系ハーレム漫画の
テンプレートをなぞってるだけに見えるんですわ。
今回のも似たような感じで、
自分を狙ってきた（かわいい）暗殺者に情をかけたらなんか懐かれちゃったなんてのは
もうありがちにも程があるというか、
「目の前に苦しんでる人がいれば（ry」なんてセリフはベッタベタすぎて…
でもＯＫです！という気分にはなれないです（元ネタ：サド隊員）。
偏見でしかないけど、らんらがゴツいおっさんだったら
主人公くんは助けなかったような気がするんだよなー。そしてレギュラーにもならない。
次回以降の展開予想をするけど、主人公が通う学校に
るっるやらんらも通うことになるんでしょ？
んで、彼女らは学校のアイドルになって、周囲の野郎共からは
「主人公はこの娘たちと同棲してるだって！？許せ〜ん！」みたいな嫉妬を買う、と…。
ベッタベタっつうか、なんかなあ…飽きたっつうか…。
いや、ベッタベタでもいいんですよ。
ただそれならそれでも惹き付けられてしまうような強烈な魅力が欲しいところなんですが、
今のところるっるから感じるのは「ベッタベタだなあ」という印象のみ（笑）
- ただし、同棲している件に関しては
「同棲している理由」や「るっるの身分証明」はきっちりできてるので
そういう部分での気持ち悪さみたいのはないです。
読み返さずに設定を述べると、
「るっるは宇宙からやってきた医師で、独特な風邪を引いている主人公くんを
24時間看病しなきゃいけないから一緒に住んでいる」ってことでしょう？
そういうのが分かってれば、ベッタベタではあるけど
少なくとも同棲に関しては問題ないと思います。
これがあねどきになると
「なつきは…何者か分からないけど、洸太の家に…なぜか…住んでる。
妹も…何者か分からないけど…なぜか…一緒に住んでる。
２人の親とか家とかがどうなってるのかは…その…ぜんぜん分からない」
というように、常に気味の悪さがつきまとうんですよね。
ここらへんに関しては、るっるはクリアーしてるとみて良いでしょう。
それで作品が面白くなるかといえばそれはまた別の話だけどな！
- ひとつ確実に言えるのは、
満を持してエロ枠として登場したDr.るっるよりも
ウルティモのほうが100倍はエロいし1000倍は突き抜けてるということですね。
だからるっるはエロ枠としての存在意義がないんだよな…。
突出してる「何か」がないんだもの。もっと頑張れ！
【新連載・しょんぼり温泉】
- 団地ともおの人ですね。いや、よく知らないんだけど。
しかしこの新連載、また異色の作品を持ってきたというか
先に載っているDr.るっると対象層がまるで違うというか（笑）
インタビューによると、「死んでいる街を再生する物語というわけではなく、
死んでいる街で暮らす人たちの生活を描いていきたい」ということらしいです。
なんというか…すごいテーマですねｗ
死にかけているから何とか這い上がろうと足掻くのではなく、
その流れに身を任せてゆったりと生きる人たちを描くという
ある意味、展開の予想できない作品ですｗ
【新連載・Ｄグレ】
- というわけで、新連載のＤグレです。
ＳＱでの連載になっても、相変わらずのＤグレ臭がしてとってもステキな感じです（笑）
僕が極端に内容を把握してないだけかもしれないけど、
どうも、読者にストーリーを追わせる気はないような気がするんじゃよなあ…。
というか、理解させる気がないというか。
今回一番よかったのは、意外と涙もろい千年伯爵でした。
この作品、敵に魅力がある点は素直に評価したいと思います。
【日和】
- 僕も大学生の頃はハードコンタクト入れてたんですが
最初は痛かったですね。
こんなに飛び回るほどではありませんでしたがｗ
【テガミバチ】
- おお…今回は最後でちょっとグッときたぜ！
テガミバチは時々泣きそうになるから困る
（しかしその割にはどうもイマイチ物語に入り込めないでいます。
やっぱり月ジャン組だからかなあ…）。
【新テニ】
- 「脱落したから這い上がれ」ということで
実際に崖を這い上がらせるというのは実に許斐先生っぽかったです。
でもこの展開、崖上にいたコーチの外見含め
なんとなくミスフルでも似たようなのを見たことがあるような気がするなあ。
【ロザバン】
- 猫目先生はかわいいなあ！
猫目先生もブルマ姿になるべきだったよ、今回は。
【短期集中連載・Dust to Dust】
- というわけで、３ヶ月の集中連載が終わったわけですが
特にどうという感想もありません（笑）
なんていうのかなあ、こう「グワッ」と訴えかけてくるものがなかったというか…
ただ、リクが下手に優勝とかしなくてよかったとは思います。
このテの作品を描く人は、そこらへんをリアルに描くのでそこは評価できるかな。
【クレイモア】
- テガミバチの項でも描いたんですが
やはりどうも日和以外の月ジャン組はいまいち物語に入っていけないというか、
何をやってるのかよく分からんところがあるんですよね。
とはいえ、テガミバチはテガミを配達する上での人間ドラマで数話完結ものだし
ロザバンはよくあるハーレムモテモテものだしでまだまだずっと理解できるんですが
ことクレイモアだけはマジでさっぱり分からない…
読んでいけばなんとなく理解してくるかと思っていたんですが
回を重ねるごとに混迷度が増していく（笑）
そもそもキャラの見分けもつかないしなあ…。
かといって、コミックス１巻から読もうとも思えないので
もしかしたら今後は飛ばしてしまうかもしれませんねえ。
【紅】
- おおー、完全に漫画オリジナルストーリーになってきましたねえ！
これは先の展開が読めないので原作ファンも充分に楽しめる内容なのではないでしょうか。
っちゅーか、原作は続き出ないの？
醜悪祭がひどい出来だったから、名誉挽回してほしいんだけどなー…(´･ω･`)
【読切・サタンの子はサタン】
- エンバ代原としての読切のうちのひとつですが、
代原にしては意外と良いクオリティなのではないでしょうか。
だんだん私欲（？）に走り始めるカンペ役の部下たちと
ラストの〆がなかなか秀逸だったと思います。
代原でこのレベルならいいよね！
以前のエンバ代原だった『メグ・ライアンの君』も傑作だったしなあ。
地獄のミサワさんは、いつものミサワさんでした。
なんかもうちょっと、おなじみになってきたよねこの人（笑）
- んで、和月先生の休載の件なんですがちょっと心配ですね。
急病とかじゃなくて、編集側の管理の体制？が問題だったみたいで
そのうちPEACH-PIT先生とか雷句先生みたいなことになっちゃうんじゃないか…？
【貧乏神が！】
- この作品も、右肩上がりに面白くなっていってる気がします。
というのも、キャラがしっかり呼吸を始めてきたというか
キャラクターがそれぞれの役割をしっかりこなすようになってきて
いい感じに動くようになってきたのがクオリティ向上の大きな点だと思います。
撫子ちゃんもこれからちゃんとレギュラー入りできそうだし
作品として磐石な土台が着々と構築されていく気分です。
助野先生は応援しているので、頑張ってほしいところですね！
【ウルティモ】
- 今回のウルティモのクオリティは半端ねえな！
部屋に同性のクラスメイトの絵画を飾ってるルネくんとか、
月光の君の儚さを備えた可愛さとか、
明らかに嫉妬してるウルティモとか、
すっぱだかの同級生（同性）にすっぱだかで告白するルネくんの図とか
さらに大和への誤解を深めた生狭山さんとか、
クオリティが高すぎて（なおかつ突っ走りすぎてて）どう感想を書いたらいいか分からんｗ
少なくとも、今号のＳＱではウルティモがぶっちぎりで面白かったことは言うまでもありません。
…このストーリー、ホントにスタン・リーさんが考えてるのか？（笑）
【読切・フォービリオンナイツ】
- 感想
センターカラーの折り返しがぬら孫みたいで笑ったｗ
それはともかく、これは連載で読んでもいいと思うくらい面白かったです！
独特な絵柄や構図もレベル高かったし、
何より浴衣で飛んだり跳ねたりのアクションを魅せる上木さんの活躍が素晴らしかった！
これはこのままの設定で連載にならないかなー？
【幻覚ピカソ】
- 「いつまでダイブし続けなければならないんだろう」と疑問に思い始めるピカソ。
もしかしたら、そろそろ連載も佳境に入ってきたのかもしれませんね。
今回のダイブ相手も初期から登場してきている杉浦くんだし、
なんとなくまとめに入ってきてる気がします。
これは物語の内容とは関係ないですが、
最近ツイッターで古屋兎丸先生をフォローしたんですよ。
普段つぶやきを拾っている作家さんの作品を見ると
なんだかいつもとは違った味わいがありますね。
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