赤マルジャンプ2010WINTER感想 【一言近況】 なんか去年のベスト漫画の記事を書く余裕がない(笑) 参っちゃったなあ(´・ω・`) ちゃんと書くかスルーするかの確率が五分五分くらいになってきた。 というわけで、赤マルジャンプ2010WINTERの感想です! 【あんねちゃんたろう】【Zip-per】
- 『サムライうさぎ』の福島先生の新作です。 目次コメントに「そうとう久しぶりに漫画を描いた」とあるんですが、 もしかして引退とか考えてたりするんだろうか… 独特の可愛らしい絵柄を描ける人だから一線でがんばってほしいんだけどなあ。
- 全体の感想ですが、小中学生にありがちな「女と仲良くするなんてダセー」というガキっぽい感情を軸に 少年少女の気恥ずかしい恋愛(?)をコミカルに描いていて、楽しかったです。
- 父ちゃんと母ちゃんは些細なことでマジになりすぎじゃねーかな? そして父ちゃん弱いな(笑)金まで取るとか母ちゃんえげつねーッス。
- タロウ「RPGでパーティに女キャラ入れんのもヤなのに…」 あるある!ガキの時ってそういうのも恥ずかしがっちゃうんだよね。 特に小中学生だとゲームの貸し借りもするだろうからデータを見られたときの事を考えるとなおさら。 かくいう僕も、ドラクエ3を初めてプレイした時は全員男にしてプレイしてました。 格ゲーでも、たとえば春麗使うヤツは「うわっこいつ春麗使ってやがんよ!エロ〜」とか言われたりね。 他のゲームでも、少なくとも「主人公は男でなくてはならない」という固定観念があったなあ…。 ゲームじゃなくて絵とかでも、実は昔は男キャラしか描けなかったんですよ。 「女キャラなんて恥ずかしくって描いてらんねーぜ!」みたいな。 え?現在ですか? RPGでは可能な限り女性キャラを入れるし 絵にいたっては男キャラなんてキモくて描いてらんねーぜ!(ネタ絵以外は)
- アンネちゃんはツリ目キャラ。 志乃もそうでしたけど、福島先生はツリ目の女の子にこだわりでもあるのでしょうか。 ツリ目なのにハの字眉毛っていうのは僕もかなり好きな組み合わせです。塚本八雲みたいな。 アンネちゃんはなんとゆーか、 押しかけ女房というかストーカーというか ララやシャンプーみたいな超激烈一方通行熱愛ラブラブキャラって感じですな(笑) 登場からハイテンションでぶちかましまくってくれて、見ていて飽きない娘です。 このテのキャラはウザいことも多いのですが、 アンネちゃんはウザいという前に「変態」の度合いが強いので気に入っちゃいました(・∀・) (というか今回の赤マルは変態度が高い気がする…!) 要所要所で、アンネちゃんの目のハイライトがハートになる演出もいいですねw
- 友情軍団のひやかしに見られるガキっぽさと、涙を流して羨ましがる本音っぷりがいいですね。 僕もそうでした…女の子と話してるヤツを見ただけで 「この軟弱者が!」とか「何おまえ結婚すんの?」とか言ってたわ〜… 本当はその輪に入りたくてしょうがなかったクセに…(´・ω・`)
- アンネちゃんがなぜタロウのことを好きになったのか、の部分ですが ここは冒頭の「小さい頃は女の子なんて平気だった」のシーンにかかっていてうまいですね。 昔は何とも思わなかったのに、 いつの間にか女の子なんて一緒にいるのもイヤになってしまっていた。 だからこそ、「女の子のために頑張った」という記憶も忘れてしまっていたという事でしょう。 「ふでばこを拾ってくれた」という何気なく語った理由に うまいこと大きな意味合いを持たせたものだと思います。こういうの好き。
- 新年一発目の赤マル読切は福島先生のおかげで とても気持ちのいい作品に出会えました! エロ枠はムリだろうけど、恋愛枠としてWJで連載しないだろうか…。
【奇怪とんち噺 花咲一休】
- 一コマ目から「集英会」で笑ってしまったwww ギャグマンガ日和でもネタになるくらい浸透度の高い八九三の名称を使ってくるなよ(笑) もうホント、集英会とか集英組とかいう名前はギャグとしか思えないわ(ノ∀`)
- この作品、野球漫画かと思いきや友情漫画だったというか 熱血漫画だったというか青春漫画だったというか ぶっちゃけBL漫画にしか見えなかったんですがねw 「オレはキャッチャーじゃぞ?ピッチャーの…玲雄の全部を受けたるわ」ってセリフで なんかもうズッコンバッコンを連想しちゃって(笑) あまりにあからさますぎるシチュは801ちゃんも引くといいますが 野球漫画のバッテリーなんて、801ちゃんにとってはご馳走みたいなモンだもんね(例:アベミハ)。
- 内容は、うん、まあって感じ。 八百長をやる側の八九三が出てこなかったらもうちょっと良かった気がする…。
【1秒天使】
- バクマンで言うところの「邪道」に類する作品ですね。 もうこのテの作品は画力がどうこうじゃなく「とんち」の面白さで 作品の優劣が決まるといっても過言ではないです (画力は高いに越したことはありませんし、実際けっこう絵はうまかったですが)。
- 肝心の「とんち」ですが、 僕自身はこういうユーモアをまったくと言っていいほど持っていないので 素直に「あ〜、うまいなあ」と感心しました。 ただ、一世一度の大秘術を使った直後にカルマが湯呑みを触って確かめてしまっていたら もうその時点で破れていたので、けっこう危ない橋はわたってましたけどね(笑) その時はその時で、また新たなとんちを考えてたのかな。
- 連載になったらとんちを考えるのが大変でしょうけど、 ちょっと読んでみたい気はします。 リアルサイシューみたいで面白いしね。
【レレレのレイコさん】
- わずか1秒だけ時を止められる…というのは 似たような設定の漫画をどこかで聞いたような気がするのですが分かりません。 「時を止める時間が長くなると(?)悪蟲が大きくなる=悪意が大きくなる」みたいなことを言ってましたが なるほど、DIOが巨悪だった原因が分かったような気がしましたw メイド長はどうなるんだ、とも思いましたが そもそも紅魔館にはいっぱい大悪魔がいますしね。
- 感想としてはまあ可もなく不可もなく。 個人的にはもっとあっと驚くような使い方をしてほしかったのですが 少年誌だとアクションになっちゃうよね…という点が残念ポイント。
【WJ作品の番外編】
- 港浦さんがすげー好きそうな作品だと思いました。
- なんだか絵柄にデジャブを感じるなーと思ったんですが、たしか以前に増刊か何かで 『ブサイクな水泳部女子部員が男子生徒を無理矢理スカウトする』って内容のギャグを描いた人ですね、たぶん。 正直言って、アレはあまり好きじゃなかったです。主に絵柄が。 ※調べたんですが、どうやら週刊少年ジャンプ2007年32号に『除霊少女ヤミコさん』という作品を、 赤マルジャンプ2008SUMMERに『シンクろっ!』を掲載したそうで、 僕の記憶に残っていたのはこの『シンクろっ!』だったみたいです (でもその時の感想では触れてなかったみたい)。
- んで、今回のレイコさんなんですが 崩した顔やギャグに若干の生理的嫌悪感を感じます(笑) しかし、そこさえ何とかして絵柄をもうちょっとかわいい系にすると 実はこの作家さんは桜井のりお先生(みつどもえ作者)ばりに化けるのではないかと感じています。 桜井のりお先生は昔『そーじの時間』をWJに読切で掲載、 『子供学級』という漫画をチャンピオンで連載していたのですが その頃の絵柄やギャグのセンスは正直あまり好きではないんですよ。 ここらへん、このレイコさんと通じるものがあります。 しかし桜井のりお先生は『みつどもえ』で大きく化けた! なので、この作家さんも微妙に気持ち悪い絵柄を何とかすればヒットするんじゃないかな。 偶然、名前も桜井建志で桜井つながりですしね! それにレイコさんのキャラは悪くないと思うんだ。 ただ、どうも演出や展開でなく絵柄で笑わそうとする部分があるので それを何とかしてくれると嬉しい (その「笑わそうとする絵柄」が気持ち悪さの原因なので…)。 目次コメントとか赤マル予告ページのレイコさんはけっこうフツーに可愛いと思うので その可愛さを伸ばして頂きたいところです。 ぱんつとかも、ただ単に可愛くないぱんつを描くんじゃなくて、 To LOVEる並のクオリティのぱんつに気持ち悪いお経が書いてあったほうが 面白いんじゃねえかなあ。これは個人的な意見だけど…。 誰かパンチラの描き方を教えてあげてください。
【カクバナ】
- カントク「実もフタもないとにかくグダグダのどーでもいい話とか やってみたいんじゃーい!」 チョココロネやケーキや焼肉の食い方についての話でAパート費やしたり、 音楽系の部活なのに部室でお茶とお菓子食ってだべってるような話を描きたいんですね! うまくやればヒットするから頑張れ藤巻先生!
- 寝間着姿のヒルダさんが超かわいかった。 僕はパジャマ派なんだけど、露出やセクシーさを抑えるなら こういう路線も悪くないね!
【明治忍犬道中譚】
- フープメンの川口先生の新作です。 小牟田くんが主役の読切とかも昔あったけど、やっぱ格闘描きたいのかなこの人は。
- 感想ですが、ちょっと前半がグダグダしすぎてて もっと格闘シーンにページ割いても良かったんじゃないかなって感じです。 あと、赤マルとかの読切増刊感想では毎回言ってるような気がするけど 僕は悪役が出てくるスポーツものがキライだ。 善vs悪じゃなくて、拳vs拳、気迫vs気迫がみたいのよ。
- ヒロインの北東西南ちゃんは 西尾作品に匹敵する名前のセンスだと思った。 フリガナ付けなかったらただ方角書いてるだけだよなコレ(笑)
【ダブルファイター】
- 作者紹介ページにある好きな漫画の「銀牙 流れ星 銀」に盛大に噴いたwww ですよね!間違いなく銀牙好きですよねアナタ(笑)
- 感想は特にないです。 「ああ、銀牙が好きなんだろうなあ」と…。
【ゆうれいのガッコウ】
- 1ページ目を見て「あら、蒼樹嬢だわ」と思った。 でも中を読んだら全然違ったw
- 絵的にさっきの川口先生とちょっと似てる気がしますね。特に女の子が。 入れ替わりネタはベタだけど、寝る度に入れ替わりまくるってのは斬新かな。 それが面白かったかどうかは別だけど…。 というか、この作品で一番印象的だったのが 最後の最後でそれまで気づいてなかった人にも各キャラの名前の元ネタが分かるという仕組みかな。 僕、最後まで気付かなくてラストでビックリしたもの(笑)「ああっ!」って言っちゃった。 それ以外の中身に関しては特に。 スポーツ漫画で悪役はやめてくれ〜。
- あと、狂犬とまで言われている女の子がやたら人気があるところを見ると この学校の男子はドM率が高すぎますね。 なんでこんなに変態が多いんだろう、今回の赤マル… (さっきのレイコさんも変態だった)。
【×AMQ×】
- ぶっちゃけ、本編よりも作者紹介のページのほうが面白かった! 「なんだアレは!?」「でかいぞ!」「す、すごい輝きだ!」というセリフをうまく活用しましたね。
- 本編の感想は、思ったよりは良かったけど 感動シーンで特にグッとくるということはありませんでした。 むしろ、主人公がツンヒロインに対してM心を芽生えさせたり 木魚ガメが甲羅を叩き割られてエクスタシーを感じたりとか 変態が多いほうが感動シーンよりもグッときましたね。 特に甲羅のシーンは何なんだよ(笑) 先生がイイことを言いながら亀の甲羅を叩き割って 亀はそれでヘブン状態って…レベル高すぎるだろうこの作品w
- 惜しむらくは、ヒロインがあまり可愛くなかったことかなー。 ページによってはビューティー田村さんに見えたほどなので…。
【R-18が守るコト】
- 本編は可もなく不可もなくといった感じだったんですが、 ラスボスがひときわ輝いておりました。 シンプルさの中に得体の知れない気味の悪さが含有されており、 紳士っぽい態度も大物臭がして、ああいうラスボスがいるなら 連載ものとしても楽しめそうな気がします。 あとは妹のラーラちゃんが可愛かったです。
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- 今回の赤マルの中で、 最も個性的で最も変態で最も頭が悪い作品でした。 とりあえずおっぱいおっぱいうるせーよwww 大ゴマのところでは柴田ヨクサル先生を思い出しました。 全体的に絵も荒くて話も微妙に分かりづらかったんだけど 勢いだけはすごく感じたので、がんばってほしいですね。