ジャンプNEXT!2010SPRING感想
【一言近況】
というわけで、赤マルが心機一転名称を変えて『ジャンプNEXT!』となりました。
ぶっちゃけジャンプNEXTになってもやってることは何も変わらないわけですが
僕としても方針は変えずに赤マルと同様、NEXTの感想を書いていきたいと思います。
とりあえず、一番面白かったのが松井先生のルポ漫画っていうのはどういうことだwww
では感想と参りましょう!
【あそびもの】
- こないだ『アラタのツクモガミ』(だっけ?)という作品がWJ本誌に掲載されたのに
またしても九十九神マンガとは…
ジャンプは九十九神を流行らせたいのか?それともジャンプ自体が九十九神化してきたのか?
- 三葉ちゃんはメガネとこの髪型のせいで
キュアブロッサムこと花咲つぼみにしか見えない(笑)
ホント、プリキュアは罪作りやでぇ…。
委員長になったからっていきなり責任感じて風紀取締りとかやっても
別にクラスのためにならないというか、トランプ程度は許容する度量を持たないと
あとあと大変よ〜?
ちょうど、古手川さんトコの唯ちゃんが厳しく取り締まり始めた頃に軽くウザがられたように
学生くらいの時はそこまで徹底することもないと思います。
そもそも、先生があんな感じだったら彼女が頑張らなくても
自然と風紀は取り締まられるだろうからね
(ちなみにハリセン森先生ですが、没収したものを取ってあることからして
卒業する日にまとめて返してやるとか、きっとそういう人だと信じる)。
彼女は性格的に、委員長とかリーダーとかにはなったことがないんでしょうね。
だから初めての大役を全うしようと意気込んでいるのでしょうが、いかんせん空回ってしまっているという…。
- ピロピロ笛…「吹き戻し」じゃないのコレ?
- 玩具専門"九十九神祓い"ということで
荒御霊となった九十九神を遊び奉るのが十衣の仕事だそうです。
仮に連載となったら、妖怪退治のように荒御霊退治が主軸となって展開していくのでしょうね。
もしくは他の器具専門のあそびものが出てきて、十衣をライバル視するとか?
何にせよ、今度の主人公には好感も持てることですし、
十衣の父ちゃんとか設定もけっこう考えられてるみたいなので
人気が出れば問題なく連載となるでしょう。
さすがに絵もうまいですしね。
ただ、天野洋一先生は『ウサギとカメとストライク』のころからそうなんですが
読切はいいんだけど連載となると駄作になるという傾向があるので
そこんとこ注意してもらえると嬉しいな〜。
【誇道 -プライド-】
- 毎回増刊の度に書いているような気がしますが、
スポーツ漫画に悪役を出すなとアレほど言うとるじゃろがー!!
爺さんが実は主人公にしか見えないオチ、っていうのも気になったんですが
やはり悪役の存在がなあ…。
試合中に私語バリバリで相手をなじったり、
剣太が一人で自主練してると聞いて憎悪の表情を浮かべたり、
半ば脅迫のような形で勝手に退部するように推し進めたり、
胸くそ悪くなるキャラをスポーツ漫画で出す必要があるのか?
正直、漫画としては分かりやすくはなります。
気弱で軟弱で、部のお荷物となっている主人公が
傲慢でムカつくけど実力者な「悪役」にいいようになじられコケにされ(時には暴力も)、
とあるきっかけで掴んだ自らの才能の開花を以て
その悪役をコテンパンにぶっ倒す…というは
人によってはカタルシスを感じて楽しいのかもしれません。
ただ、さすがにもうワンパターンすぎるんじゃないかとも感じるわけです。
それに、悪役が我が物顔で部の頂点にのさばっている図というのは
「スポーツは健全な精神を育むものなんじゃないの?」とか
「部の仲間を言葉で虐げている子に対し、顧問はそれを咎めないの?性格を矯正しないの?」とか
ストーリーの本筋に関係ないところがすごく引っかかって
物語を存分に楽しめないんですよ…。
別に悪役にしなくても、
部のエースとお荷物である自分を比較してしまう主人公と
実は主人公のことを気にかけている部のエースが
友達として、ライバルとして切磋琢磨する内容のほうが良いし、
むしろ部活ものの醍醐味はそういったことで育まれていく「友情」にこそあるんじゃないのか?
ことスポーツものに関しては【友情≧努力>勝利】だと考えます。
この作品では「勝利」がメインになってしまっていますが…。
そういう美味しい題材を描かないで、
ただムカツク奴をぶっ倒すだけに終始してしまっているスポーツものは
最高級の素材を凡人が調理してしまったかのような勿体なさを感じます。
【ぬら孫番外編】
- リクオの活躍よりも、爺さんの過去話のほうが面白い…(笑)
【CASHA。】
- 【ロックオン+念能力=この漫画】という印象w
ただ、ロックオンよりも躍動感はあるし、独特な表現もあるし、
化け物的な存在との戦いもあるしで向こうよりも面白いです(ノ∀`)
こんなこと言うとロックオンの立場がないけど…
(それでも、この雑誌に載っているロックオンの番外編を読むとなんだか長い溜息が出ちゃう…)。
ロックオンがあまりにもクセも何もない作品なのに対し、
この作品は独自の表現もあいまってかなり我が強いイメージですが
新興の作家ならこれくらいの味を持っててもいいんじゃないか…と思います。
【宇宙卓球】
- 「卓球が好きで好きでしょうがない主人公」を表現したいのは分かるんですが、
学級崩壊レベルの自制心・社会性・協調性・常識・マナー・モラルの欠如っぷりを見せつけられると
卓球好きというよりは異常者、ややもすれば何らかの精神的な障碍を抱えているようにも見えてしまい
ちょっとこれはどうかなあ…。
卓球のことばかり考えていて、先生に当てられて「はいっ バックスピンです!」と答える程度のレベルなら
こっちも微笑ましく見れるのですが、
授業中に唐突に立ち上がり、先生の制止も聞かずラケット持って部室に向かっちゃう…ってのは、ねえ?
肝心の卓球練習でも、卓球マシーンを占有したがったり先輩に対する態度がなってなかったり
試合でも自分の相手をほったらかして強引に戦いたい相手のところに行ったり
スキンヘッドの人の頭をラケットでぶっ叩いたり、
ちょっと…ちょっとなあ…(´・ω・`)
やっぱり主人公に好感を持てるか否かっていうのは大事だと思うんよ?
- まーそれはそれとして、唐突に宇宙人が出てきたあたりは面白かったですw
冒頭に出てきてくれたおかげで「あ、これスポーツ漫画じゃねえやwww」ってのが分かりましたし
連載にはぜったい向かないような気がするけど、読み切りとしてはいいんじゃないかな。
【絶叫!ホラーくん】
- 帽子かぶってグロッキーになるあたりが一番おもしろかったです。
【アタシのアイドル】
- 本誌感想でも書いたんですが、やっぱり桃花ちゃんがすごい可愛いです。
なんで連載のメインヒロインにこの娘を持ってこなかったかなあ…?
桃花ちゃんはすごい可愛かったんだけど、
最後のページの、寝てる桃花ちゃんに主人公がキスしかけるシーンの
むかっ腹が立つひょっとこ顔がすべてを台無しにしてしまった…。
もし読んでない人がいたら、「河下系男子が眠っているヒロインに対して
エロイ目つきで尖らせた唇をゆっくり近づけていくシーン(で、周りにはドクンドクンとか描いてある)」
を想像していただければ分かりやすいかと。
河下先生は相変わらず、イライラ系男子に定評があるなあと再確認した次第です。
本当に、これさえなければいい作家さんなんだけどなあ…(´・ω・`)
【帯に短し!】
- 読み終わって思ったことは、
「周りから誤解されるようなことしてないで、フツーに部活に出て、
乱取りしながら内股でも何でも磨いてたほうが強くなったんじゃないかなあ」ということでした。
一生懸命練習に打ち込んでいる姿勢を見れば周囲の評価も変わっただろうし、
何より最強の兄という最高の練習相手がいるんだから
相手してもらえば経験値も稼げただろうになあ…。
強くなるための最短で確実な道をあえて放棄することの意味がよく分からなかったのが「?」という感じでした。
【マジスタ】
- 「絵がワンピっぽいボーボボ」という印象。
属性がどうこういうのは、この先もしも連載になったときに
バトル方面にもシフト出来るように、でしょうか?
何にせよ、ヒロインをバシバシ殴りまくる主人公には好感持てないな〜。
ネウヤコくらい互いが信用しあってればいいんだけど、
ネウロとこのマジスタでは理不尽の質が違うからな…。
【番外編・保健室 -本好暦プレゼンツ 美っちゃんメモリアル-】
- 何この番外編 怖いwww
3ページ中2ページが本好くんの台詞で埋まってるってどーよ(笑)
【番外編・サイレン】
- 桃源落とし…だと…!?
アゲハは桃源落としを食らってるのに、
真空飛び膝蹴りで「ふともも…」っつって喜んでるヒリューくんがホントに愛らしいです。
一度くらいは桃源落としをかけてあげて!
あとはポニ宮さんがすごく可愛かった。
【神様 IN THE CLASS】
- 不良のツンデレぶりが理解できない…。
パシらせてた理由は「骨があるかどうか」を見るためだったの?
それともパシリ君がサッカーやりたいっていうから、骨のある奴だと思ったってこと?
どういった理由で威圧をしてたの?DQNの行動に理由なんてないのか…?
- 仮にも893の組長が、中学生相手に何やってんの…?
これ組長の器じゃないよ!鉄砲玉レベルだよ!
こういう読切に出て来る893って、たいていこんな風に陳腐な感じに描かれちゃってすごく残念です。
侠とか仁義とかを描く気がないんだったら、わざわざ893なんか描かないで
地元で有名なチンピラチームとかでいいじゃんか!
【地獄百景カンダタ】
- 画力は高いですね!
ただ、内容はひどく薄っぺらい気が…。
- カンダタの能力はひとつに限定した方が良かったな〜。
「対象を極限まで圧縮出来る」という能力はけっこう面白いと思ったんですが、
その相手の能力まで吸収して自分のものにできてしまうとなるとちょっとやりすぎというか
チートすぎる能力のせいで作品自体が陳腐な出来になってしまっています。
「圧縮」できるんだから「展開」も出来るとか、
圧縮した怪物は展開した時に自分の意のままに操れるとか、
そうでなくても、能力使用にあたって何かしらの制限も用意した方がいいかも。
何にせよ吸収はやらねえほうが良かった。
あーでも盗賊っていう職業を活かしたのか…
でもそれじゃまんまクロロじゃんw
- あと、ぬか漬けにはどういう意味があったの?
ボーボボに出てきた漬け物へのリスペクト?
【『バクマン。』WJ若手連載作家陣 緊急座談会】
【白舟くんと天体系彼女】
- 途中までは『宙のまにまに』みたいな展開になっていくのかな〜と思って
久々に見るラブコメ読切にwktkしていたんですが…
まさかの急展開にビックリしてしまいました…。
王道のラブコメじゃ、ダメだったのかな…?
UFOとか宇宙人とか銃持ったNASAの人が出てこないとダメだったのかな…?
俺のwktkを返せ…orz
10年後の科学水準とかよく分からないんですけど、
ラストに出てきたこの宇宙スーツはアリなの?
【松井優征がウーパールーパーを食べる企画】
- 冒頭でも書きましたが、この企画が他のどの作品よりも面白かったですw
- 松井先生「この企画の主旨の一つが ゲテモノ食いで終わらない事です。
顔をしかめて一口飲み込んで「ハイ食べた」では食材に失礼です。
純粋に食材としての可能性を追求したい」
このあたりに素晴らしい松井イズムを感じました。うっすら感動さえ覚えた!
そして出来上がった料理が…
- 前菜:ウパルパッチョ(ウーパールーパーのカルパッチョ)
- スープ:ウーパールーパーの里帰りスープ(ウーパールーパーの故郷メキシコ風スープ)
- メイン:ウパ重(ウーパールーパーのお重)
- EX1:すまし汁
- EX2:天ぷら
というもの。
そして実際の評価ですが、すまし汁以外のメニューが好評だったのが素晴らしいですね!
これが全部マズくて食えたもんじゃないとかだとルポ漫画でも何でもないんですが、
すまし汁以外は美味しく頂けたというのは
野本先生の料理の腕なのか、はたまたウーパールーパーの持つ食材としての底力なのか…。
個人的に最も心惹かれたのはウパ重です。
僕はゆずこしょうマヨネーズはあまり好きではないので、そういうの無しに
ウーパールーパーの香りを存分に楽しみつつ味わってみたいです。
あと編集者さんたちは変貌しすぎだよwww
そんで最後のページをめくるとWJの宣伝で
トリコの巻頭カラーっていうのは何のギャグなんだろう(笑)
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