ジャンプSQ19(2010・6月号)感想
【一言近況】
というわけで、『ジャンプSQ19』という新雑誌の創刊号です。
赤マルジャンプがジャンプNEXT!に変わったように、
ジャンプSQUがSQ19になったと解釈すればいいのでしょうか。
今号からの新連載というのもあるようですし、
今までと同じようにこちらの感想も書いていきたいと思います。
ちなみに今回に限り全感想です。
…ホント僕はジャンプっ子だなあ(笑)
【巻頭・(G)えでぃしょん】
- 河下先生の新境地ともいうべき、恋愛とか関係なしに
ただひたすらエロコメとギャグに徹した新作。
はっきり言ってかなり面白かったです!
面白かった理由としてすぐ考えられるのは、
・不快感を催す男子キャラがいない(G丸がマスコット的存在なのが功を奏した)
・主人公である「あると」の性格が悪くない
・ギャグはシモ・エロだらけだがまあ滑ってはいない
…などの点ですね。特に河下系男子が登場しないところがすごくイイ!
河下作品におけるダメダメな要素の80〜90%が河下系男子の不快感によるものなので、
仮にこれが連載になるのだとしたらG丸以外の男はマジで要らないです
(担当編集もできれば女性にしてほしい)。
特に、男女が恋愛をしようとすると河下系男子登場の確率が高くなるので
恋愛も描かなくていいんじゃないかとすごく感じます。
唯一気になった点は、
マンガ原稿を仕上げたいために学校を休むというあるとの願いを
お母さんが聞いてあげちゃうところですかね。
そこはどうなんだろう…。
すでにデビューしていて締め切りがあるってんなら分かるんですが。
しかし、河下先生にはこの路線で頑張って欲しいものですね!
松竹梅は、河下系男子のいない河下作品を応援しています。
【1/11(じゅういちぶんのいち)】
- 途中まで読んで、四季ちゃんの正体がなんとなく読めてしまったけど
けっこう最後まで楽しく読めて、読後感も良かったので
とても素晴らしい読切でした。
このクオリティを持ってこれるなら、SQ19もわりかし安泰かな。
って、これ連載作品なの!?
すでに四季ちゃんは故人だし、続きようがない気がするんですが…!?
次号以降どうすんだコレ…?
例えるなら、「第一話で感動的な別れをしたドラえもんとのび太」みたいな感じかな。
素晴らしい話だったんだけど、第二話以降のび太だけでどうしていくのかさっぱり分からんw
【モテ虫王者 カブトキング】
- なみえ先生の連載が読めるなんて、いい時代になったなあ…
SQ19は季刊だけどな!次は三ヶ月後だけどな!
なみえ先生の可愛らしくもどこか気持ち悪い世界観が
この昆虫の世界に非常にマッチしていて(柔らかいところつついたら液が出るとか)、
選んだ題材はとてもグッドです。
昆虫ならいろんな種類がいるからネタにも困らなさそうだしね!
【帝一の國】
- 幻覚ピカソの古屋兎丸先生が、今度はSQ19で新連載です。
さてこの『帝一の國』ですが、正直申しまして
このSQ19の中で最もパワーと迫力を感じた作品でした!
この、旧日本軍的というか、制服に学帽というスタイルがものすごく古屋先生っぽいテイストで
(他の作品でいうなら『ライチ光クラブ』のような)、
さらにピンと張り詰めた世界観の中で行われる野心と野望のぶつかり合いが
読者にものすごい緊張感をもたらすんですよ。
これは古屋先生ならではの作品作りと言えるでしょう。
また、よくある「底辺から這い上がる系」ではなく、
帝一の、生まれ付いてのエリートたる鬼気と覇気を以て己の夢に突き進む様子から
「主人公の持つパワー」というものをビリビリ感じざるを得ません。
ページをめくる度に、突風が轟と吹き付けるような迫力を感じました…!
この作品は、スゴイぞ!
ピカソははっきり言って内気で弱気な少年でしたが、
むしろ帝一のような野心溢れる主人公こそが古屋先生には向いている気がします。
帝一がどのように上り詰めていくのか、今後がとても楽しみな作品です!
【アグリッパ】
- 内水先生の新連載です。舞台は紀元前52年のガリア地方とのこと。
僕はここらへんの歴史にぜんぜん詳しくないんですが、
どうやら内水先生の新連載はガッチリと武骨な歴史物になるようです。
また、いたいけだけど芯の強い少年と、豪放磊落でクソ強い大男のコンビというのも心惹かれます。
この作品が、内水先生の起死回生の一作になるのを期待しています。
【ひまスペ兎(うー)!】
- 中島諭宇樹先生、久々の連載。
ずっと前の読切『ミウ&リシェ』の連載を希望していたのですが、
それの経験を活かして(?)女の子たちが織り成すスペース日常系コメディを
描くことになったようですw
いや、これはハッキリ言って予想外だったなあ…(;´∀`)
4人の女の子のぐうたらな暇つぶしの毎日がメインになっていきそうですが、
こういう系の話は嫌いじゃないですw
ちなみに僕はせっちゃんが好きだな!
ってかみんなして貧乳とか、僕のための作品としか思えない(笑)
【となりのランドセルw】
- すげえ…このご時世に11歳少女の裸ワイシャツや
ランドセル+パンチラ姿を描くなんて…ましてや連載だなんて…
なんて時代に逆行した作品なんだ…!
基本的に、To LOVEる的なエロコメが展開されていくと思うのですが
その中心にいるのが美柑よりも年下の小学生だっていうのはもうギャンブルとしか思えないw
まあ、体型は美柑とヤミヤミを合わせたよりもナイスバディなわけですが
それはそれでロリ巨乳とかいうアブない属性なので、
ホントにどこかの団体に目を付けられないか心配です、この作品(笑)
【若きウツマルの悩み】
- やめろぉ〜〜〜!
25歳男性の平均年収とかを具体的に数字で言うのはやめろォ〜〜!!
こっちが欝になってくるぜ…orz
それはそれとして、以前に読切でやったヤツが晴れて連載となったらしいです。
個人的に、罪花罰よりもこっちのほうが好みかも。
ジンベエザメのぬいぐるみに潜り込むあたりがすごく好きw
【地球侵略!コルレオニス】
- 今まで読んだ読切はどれも僕の心を掴んで離さなかった木村聡先生が
晴れて連載を持ちました!
ジャンルは「ロボットラブコメディ」…???
今までの読切より、ギャグ分を多めにしてコメディに徹した感がありますね。
少なくとも、イイ話…という感じではなかった(笑)
どういう方向に向かうか読めない作品ですが、とりあえず今後に期待していきます。
【喜劇のヒロイン!】
【迷い猫番外編】
- はぁー、ホントに千世さまはカワユスなあ(*´∀`*)
僕が巧なら迷わず千世さまの家に婿入りするんだけどにゃあ。
【るっる番外編】
- なんだか、最近のるっるは昔に比べて
ワケ分からない度が減ってきたというか、読者が感情移入しやすくなってる気がします。
読切のときはスゲームカついたんだけど、今はさほどでもないし。
意図的に変えているのか、それとも僕がるっるに慣れてきただけなのか…。
【貧乏神番外編】
- 助野先生は4コマや番外編にもかなり力を入れてるので好きです。
【地獄のミサワ番外編(?)】
【ドット・インベーダー】
- 結局、インベーダーの目的は何だったんだろう…?
地球人類の緩慢な滅亡?それとも同族の増殖?
【グラス☆マジック】
【A HARD DAY'S RUN】
- 一見いい話のように見えて、妹さんが主人公を殺す必要性が皆無なので
結局「んん???」という読後感になってしまいました。
妹さんがすべきことは、主人公を殺すことじゃなくて
自分が代わりに待ち合わせ場所に行ってお姉さんの死を主人公に伝えることだったんじゃないかな?
それでお姉さんが約束を破ったことにはならんだろう…(´・ω・`)
【山吹色の時計台】
- ヤマブキさんって、おいくつなんですか?(笑)
こういう優しい話は好きです。
ただ、うまくは言えないけど
もうちょっとどこか変えればもっと号泣出来る作品になったような気がします。
この作者さんには期待ですね〜。
【ゼーンの騎士】
- ずいぶんとまあ、その場の思いつきみたいな試験だなあ…w
ギルドの太眉メガネおねいさんが可愛かったです。
【咲耶丸】
- いい話だったんだけど、オチがちょっと弱かったかなあ〜。
登場人物たちのコミカルな掛け合いは良かったです。
【血界戦線】
- 連載第一回目にして、このような変化球で来るとは思いませんでした。
プロスフェアーのルールというか、戦ってる様子を見るだけで
このゲームの複雑さとこの作品の厨二病っぷりが同時に分かったので
そこらへん「自己紹介」がすごく上手いと思いました。
…そう考えると、この連載第一話は成功ってことなのかな?
次回は、バリバリのど派手アクションを期待したいところです。
読切に登場したラスボスちっくな人も出てきて欲しいなー。
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